26話 ページ26
ﾓﾄｷ「A、なんかあったの？昨日のこと気にしてるって…昨日何かあった？」
よく聞いてたな…
あの状況でも周りが見えてるモトキはスゲーよ
ﾏｻｲ「昨日1人で病院に行ったんだけど…偶然Aと橘田先生の話聞いちゃってさ…余命あと3ヶ月なんだって…」
目を見開くモトキ
ﾓﾄｷ「全部嘘だったってわけじゃないと思うんだ…Aちゃんは自分より俺らの方が輝いてるって思ってる」
ﾓﾄｷ「それは人それぞれだし考え方はあるけど、Aちゃんはそう思ってる…自分より輝いてる人と一緒にいると自分が惨めになるのは俺もわかるから…それはきっと嘘じゃない」
自分には無いものが羨ましい
シルクの顔を思い浮かべる
特技があって人気者のシルクが
昔は嫌いで仕方なかった
今は違うけどな
あいつのことホントに尊敬してる
ﾓﾄｷ「Aちゃん、嫌われるように言葉選んでたんだと思う」
ﾏｻｲ「嫌われるように…？」
ﾓﾄｷ「うん、自分が嫌われたら居なくなっても悲しまないって思ったんじゃない？」
ﾏｻｲ「…Aが考えそうなことだな」
強がりなAがやりそうだ
3ヶ月なら1人でも平気とか思ってそう
そんな訳ないのに
心の支えがないと人間なんて簡単に崩れるのに
ﾏｻｲ「…Aのとこに行こう」
ﾓﾄｷ「そう言うと思ったよ、でももう少し待ってあげよう？きっとまだ混乱してるから」
そう言って微笑んだ
やっぱこいつらには適わねぇ
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りん(プロフ) - とても感動しました。本当に素敵な作品でした、これからも応援しています！ (2021年7月19日 12時) (
レス) id: 455f01eeaa (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - みかんさん» 分かりました！わざわざコメントありがとうございます！ (2020年11月9日 22時) (レス) id: 271830f170 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - これも残して欲しいです！ (2020年11月8日 21時) (レス) id: f236b70c3f (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - @さん» ありがとうございます！違う作品も読んだらぜひコメントください！ (2019年9月23日 9時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
@ - とても感動しました！！こんな素敵な作品を作ってくれてありがとうございました。違う作品も見てみたいです！！ (2019年9月22日 22時) (レス) id: 298780871c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳴海 帆南 | 作成日時：2019年6月6日 16時
