STORY 10-1 ページ44
俺、もしかして。
今、棗に誘われてんのか？
『シェイクが嫌なら100円マックでも可。どーよ』
爆豪「…なんでテメェに付き合わなきゃなん…」
『良いから！頼む！この通り！もうお前しかいねーの！ヘルプ！！』
顔／の／前で両手をパンッと合わせ、懇願するように頭を下げる棗を見て、俺は眉を寄せた。
コイツが俺に頼み事をしてくるなんて。
きっと、コイツにとって大切な何かなのかもしれない。
それに棗は、「お前しかいない」と言っていた。
これはもしかしたら、棗と二人きりになれるチャンスなのかもしれな──
爆豪「って！！何考えてんだ俺ェェッ！！」
頭／の／中で考えていた事に、俺は咄嗟に机を投げ飛ばして立ち上がり、大きな声を出しながらツッコミを入れた。
突然、大きな声を出して机を投げ飛ばした俺を見た棗は、驚いたように目を丸くしている。
『ど、…どうした爆豪。急に暴走か』
爆豪「ッセ！！ンな丸っこい目すんな！そ／の／目で見んな！ガキみてえなツラすんなムカつく！！」
『あ゛ッ！だだだだだッ！い゛へぇぇ〜』
棗／の／右頬を指でおもいっきりつねれば、棗はすぐに眉を八の字に垂らして弱々しい声を出す。
眉を垂らして情けない顔をする所、弱々しい声を出す所は、デクにそっくりだった。
棗／の／柔らかい頬を引っ張ってから離せば、俺はチッと舌打ちをしながら威張るように言った。
爆豪「放課後、付き合ってやんよ」
『ま、マジで…！』
爆豪「その代わり！」
俺は棗の胸ぐらを掴むと、グイと引き寄せる。
そして、ニヤリと口角を上げた俺は、不気味な笑みを向けながら言った。
爆豪「ポテトＬサイズも追加だ」
『ひでえ…』
今日の放課後、俺は棗と二人きりになれる。
それが棗にとってどんな用事なのかは知らねえが、俺は内心胸をそわそわと騒がせていた。
_______________
To be continued
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 288人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星野彼方(プロフ) - 百票目は俺がもらったぁ！ これからも頑張って下さい (2021年3月18日 11時) (
レス) id: e6bb8eb5cf (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 磯野さん» レスが早ええ…。もう…しゅき…。 (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - あ、やべ…直ってた…。(^_^;)…頑張ってください！(言い逃げ) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - 雪猫さん» 雪猫様、こんばんは。以前もコメントして頂きましたよね、ありがとうございます！見直した結果、修復致しました！以前に引き続き、文字化け箇所を教えて頂きましてありがとうございます！これからもどうぞ、よろしくお願い致します！ (2018年11月28日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 再びこんばんは！(*´∀`)♪夢主君の性格しゅきィ…。あ、あとまた文字化けが…ページ23,24です！毎度毎度申し訳なくなってしまう…。続きが楽しみです！(*´▽｀*) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月19日 22時
