STORY 10-1 ページ43
【爆豪side】
机／の／上に両足を乗せて腕を組み、教室／の／前で今日も朝から蛙吹梅雨／の／周りをうろうろする棗をじっと見つめる。
最近、知ってしまった。
それは、俺が棗／の／事を好きだということ。
絶対に認めたくねえし、信じたくねえし、なんなら俺を好きにさせた棗／の／事をぶん殴ってやりてえほど。
なんで俺をこんな気持ちにさせたんだテメェ！って叫んで、そのちぢれ麺みたいな頭を一瞬にして燃やしてやりたい。
けれど、一度棗に抱いてしまった「好き」という感情。
16年間生きてきたけど、他人に対してこんな気持ちを抱いたのは初めての事だった。
目を細めて棗を睨み付ける。
「梅雨ちゃん可愛いね、いつ遊ぶ？」なんてふざけた事を言う棗に、それを無視して平気で他の女子生徒と会話をする蛙吹梅雨。
ダッセェヤツ。
ふられてやんの。
フン、と鼻先を鳴らし、棗を小馬鹿にしてやれば、棗／の／目が俺へと向いた。
俺の鋭い目と棗／の／垂れ目がパチンと合う。
その瞬間、まるで棗は俺に引っ張られるかのように、真っ直ぐに俺の席へと向かって来た。
ヤベェ。
こっちに来る。
棗に「好き」という感情を抱いてから、変に棗／のことを意識し始めた俺。
こうして棗と目が合ったり、棗が俺の視界に入ったり、近付いたりすると、俺の心臓はバクバクと震える。
今もそうだ。
ドッドッドッと、大きく揺れる心臓。
棗／の真っ直ぐな目に見つめられながら、ただただ椅子に座り体を硬直させていれば、棗／の両足は俺の／席／の／前でピタリと止まった。
ゴクリ、と唾を飲み込み、普段と変わらない様子を保ちながら顔を上げれば、棗は机／の／上にバンッ！と両手をついた。
爆豪「あ゛！？」
片方／の／眉を上げて睨み付けるように言えば、棗は机／の／上に両手をついたまま、俺の席の前にストンとしゃがみこむ。
そして、机からひょっこりと目元だけを覗かせた棗は、じっと俺を見つめながら小さな声で言った。
『シェイク奢ってやるから、今日の放課後ちょい付き合って』
爆豪「は…、」
『無理とは言わせねえから。もう残り、お前しかいねーの』
まるで上鳴／のアホヅラのように、口をポカンと開いて固まる俺。
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星野彼方(プロフ) - 百票目は俺がもらったぁ！ これからも頑張って下さい (2021年3月18日 11時) (
レス) id: e6bb8eb5cf (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 磯野さん» レスが早ええ…。もう…しゅき…。 (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - あ、やべ…直ってた…。(^_^;)…頑張ってください！(言い逃げ) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - 雪猫さん» 雪猫様、こんばんは。以前もコメントして頂きましたよね、ありがとうございます！見直した結果、修復致しました！以前に引き続き、文字化け箇所を教えて頂きましてありがとうございます！これからもどうぞ、よろしくお願い致します！ (2018年11月28日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 再びこんばんは！(*´∀`)♪夢主君の性格しゅきィ…。あ、あとまた文字化けが…ページ23,24です！毎度毎度申し訳なくなってしまう…。続きが楽しみです！(*´▽｀*) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月19日 22時
