STORY 9-3 ページ37
【爆豪side】
オールマイト「わたしが、きた!!」
グラウンドの中央に集められた俺達の前に現れたのは、俺/の/体より何倍も大きいオールマイト。
その触覚のような前髪を吊り上げ、腰に両手を添え、胸を張るオールマイトを見上げる俺達生徒。
天気も良く、それほど風も強くない今日は、グラウンドで体を動かすには絶好/の/日。
これからこ/の/広いグラウンドで何をするのかと、俺達生徒はみんなそわそわとしていた。
オールマイト「今日は君達に、持久走をしてもらう!」
「「持久走!?」」
生徒達は声を揃えて言えば、「え〜」「無理、走れなーい」と口々に言う。
目/の/前に立っていた棗も、そ/の/一人。
『や、やべ…急に腹痛が…』
上鳴「オールマイトォー、ここにさっそく仮病使おうとしている人がいまぁーす」
『バッカ、コノヤロウ!仮病言うな!』
上鳴「あれ?マジで下痢?」
『ちっげ!仮病だ!じゃ、じゃなくて…』
黒目を左右に動かしながら、「腹が痛いなぁ〜」とわざとらしく言う棗に、俺はチッと舌を鳴らす。
そして、一歩前へ出た俺は、棗/の/後頭部の癖毛を掴むと、おもいきりグイッと引っ張った。
『い゛ッ!でででで!なに!なんだよ爆豪!』
爆豪「カス野郎が!仮病なんか使ってんじゃねえ!」
『だって持久走嫌だもん!』
爆豪「男が、もん、なんて言うなクソが!!」
『い゛〜だだだだッ!ハゲる!ハゲるから引っ張んな!』
グイグイと棗/の/後頭部/の/癖毛を引っ張る俺と、弱々しく眉を垂らす棗。
そんな俺を止めようと、隣にいた切島が俺/の/肩をポンッと叩いた。
切島「さすがに棗が可哀想だからやめてやれって、爆豪。とりあえず持久走、頑張ろうぜ!」
爆豪「ったりめえだ!」
『あ゛痛ッ!!今ブチッて!ブチッて音した!ハゲたよ俺ぇぇえ!!』
掴んでいた棗/の/髪の毛を引っ張りながら離せば、棗はあたふたしながら後頭部を上鳴に見せる。
上鳴は棗/の/後頭部を見ると、「すっげえハゲてる!」なんて悪ノリで返した。
こ/の/二人/の/やり取りだって、正直腹が立つ。
いつも棗は、上鳴に助けを求める。
なんなんだよ、クソザコが。
男のくせにすぐに助けを求めやがって。
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星野彼方(プロフ) - 百票目は俺がもらったぁ! これからも頑張って下さい (2021年3月18日 11時) (レス) id: e6bb8eb5cf (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 磯野さん» レスが早ええ…。もう…しゅき…。 (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - あ、やべ…直ってた…。(^_^;)…頑張ってください!(言い逃げ) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - 雪猫さん» 雪猫様、こんばんは。以前もコメントして頂きましたよね、ありがとうございます!見直した結果、修復致しました!以前に引き続き、文字化け箇所を教えて頂きましてありがとうございます!これからもどうぞ、よろしくお願い致します! (2018年11月28日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 再びこんばんは!(*´∀`)♪夢主君の性格しゅきィ…。あ、あとまた文字化けが…ページ23,24です!毎度毎度申し訳なくなってしまう…。続きが楽しみです!(*´▽`*) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:磯野 | 作成日時:2018年11月19日 22時