STORY 8-2 ページ22
【男主side】
リカバリーガール「ちょっとした火傷さね。そんなに心配はいらないよ」
『ほらあ!だから心配すんなって言ったじゃん』
上鳴「一応、って言っただろ?火傷の痕が残ったらどうすんだよ」
『それは俺の整った顔が台無しになるから嫌だ』
上鳴「つーか、よく避けれたよな。爆豪の攻撃」
『整った顔に対してはスルーかよ』
リカバリーガールから簡単な治癒をしてもらった俺は、丸椅子に座りながら隣に立つ上鳴と緑谷に言った。
『あのバカの攻撃を避けれたのはたまたまだよ、たまたま。もしかしたら個性を使われるかも、と思って顔を避けたら案の定コレ。俺の勘って鋭いよなー』
緑谷「僕のせいで…ごめん、棗君」
『てか、緑谷と爆豪はなんであんなに喧嘩するわけ?喧嘩っつーか、一方的に爆豪から緑谷に喧嘩ふっかけてるように見えるけどさ。お前ら仲良しこよしの幼馴染じゃねえのかよ』
緑谷「昔はそうだった……んだけどなあ、多分」
『どうせ「いろいろあって」とか言うんだろ?深くは聞かねえけど、お前もマジで嫌な時は嫌だってハッキリ言った方が良いぜ』
ピッ!と指をさしながら注意をするように言えば、緑谷は「ハハ」と小さく笑った。
緑谷「これでも一応、僕の気持ちはかっちゃんに言ってるつもりだよ。それに、かっちゃんはあんな感じだけど、優しいところもあるから」
『ゲ!!爆豪が優しい!?それこそ夢見てんだろ、緑谷。大丈夫か…』
緑谷「ほ、本当だよ!時々だけど、…いや、年に1回くらいかな?優しい時もあるんだよ」
『年に1回ってお前それ、超レアじゃん』
確かに、爆豪は決して全てが悪い奴ではない。
俺だって爆豪の事は決して好きとは言えないけれど、嫌いだと思った事はない、……はず。
さっきはあまりの苛立ちに「嫌いだ」なんて言ってしまったけれど、きっと爆豪は気にしていないだろう。
だって、爆豪は俺の事が嫌いなのだから。
『緑谷』
緑谷「ん?」
『爆豪の言ったこと、気にすんなよ』
緑谷「う、うん…」
『お前は立派なヒーローになれるんだからな、…いや、なるんだからな!』
真剣な表情を緑谷に向け、自信満々にそう告げれば、緑谷は眉を垂らして小さく笑みを浮かべた。
緑谷「ありがとう、棗君」
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To be continued
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星野彼方(プロフ) - 百票目は俺がもらったぁ! これからも頑張って下さい (2021年3月18日 11時) (レス) id: e6bb8eb5cf (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 磯野さん» レスが早ええ…。もう…しゅき…。 (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - あ、やべ…直ってた…。(^_^;)…頑張ってください!(言い逃げ) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - 雪猫さん» 雪猫様、こんばんは。以前もコメントして頂きましたよね、ありがとうございます!見直した結果、修復致しました!以前に引き続き、文字化け箇所を教えて頂きましてありがとうございます!これからもどうぞ、よろしくお願い致します! (2018年11月28日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 再びこんばんは!(*´∀`)♪夢主君の性格しゅきィ…。あ、あとまた文字化けが…ページ23,24です!毎度毎度申し訳なくなってしまう…。続きが楽しみです!(*´▽`*) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:磯野 | 作成日時:2018年11月19日 22時