STORY 8-1 ページ20
それでも緑谷の胸ぐらから手を離さない爆豪の腕を、俺は力を込めて掴み直した。
爆豪「ザコテメェ、デクの味方すんのか」
『お前らがなんで喧嘩してんのか知らねえ。だけど爆豪、言って良い事と悪い事があるだろ』
爆豪「あ゛？何も悪い事なんて言っちゃいねえだろうが」
『今、緑谷に言ったこと。謝れ』
爆豪「アァ゛！？」
『今緑谷に言ったことを、謝れって言ってんだよ爆豪！』
声を上げる俺に、「棗！」と言いながら上鳴と切島が駆け寄ってくる。
しかし、滅多に怒らない俺がこうして声を上げている姿を見て、二人は近寄る事が出来ずに足を止めた。
爆豪「はあ？何を謝れって？何ひとつ間違ったこと言ってねえだろうが！」
『言った！緑谷に、ヒーローにはなれない、って言った！！』
爆豪「だから間違っちゃいねえだろ！コイツがヒーローに？っざけんな！！夢見すぎなんだよ！！」
『緑谷は夢なんか見てねえ！本気でヒーローになるためにここに来てんだ！それをバカにするような事は言うな！！』
牙を向ける俺に、爆豪はこめかみに薄らと血管を浮き立たせる。
爆豪「クソザコのくせに…っ、生意気言ってんじゃねえ！！」
緑谷の胸ぐらから手を離した爆豪は、俺の体操着の襟を片手で掴む。
そして、「ザコは引っ込んでろ！！」と叫びながら俺を振り回した爆豪は、ドンッ！と俺の背中を壁に押し付けた。
『い゛…ッ！！』
固い壁に叩き付けられ、背中に痛みが走る。
フーッフーッと息を荒くする爆豪の顔を、俺は負けじと睨み上げた。
『……緑谷に、謝れ』
爆豪「まだンな事言う気か！！」
『緑谷は、絶対にヒーローになれる。カッコ良いヒーローになれる。ヒーローになれないなんて、他人の爆豪が決め付けるのはおかしいよ』
爆豪「テメーにデクの何が分かんだよ！」
『じゃあ、爆豪は緑谷の何を知ってんの？』
爆豪「……あ゛？」
『爆豪も実は、緑谷の事、なにも知らねえだろ。知らねえくせに、ヒーローになれない、なんて言うなんておかしくね？』
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星野彼方(プロフ) - 百票目は俺がもらったぁ！ これからも頑張って下さい (2021年3月18日 11時) (
レス) id: e6bb8eb5cf (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 磯野さん» レスが早ええ…。もう…しゅき…。 (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - あ、やべ…直ってた…。(^_^;)…頑張ってください！(言い逃げ) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - 雪猫さん» 雪猫様、こんばんは。以前もコメントして頂きましたよね、ありがとうございます！見直した結果、修復致しました！以前に引き続き、文字化け箇所を教えて頂きましてありがとうございます！これからもどうぞ、よろしくお願い致します！ (2018年11月28日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 再びこんばんは！(*´∀`)♪夢主君の性格しゅきィ…。あ、あとまた文字化けが…ページ23,24です！毎度毎度申し訳なくなってしまう…。続きが楽しみです！(*´▽｀*) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月19日 22時
