STORY 5-5 ページ1
【爆豪side】
────三日前。
突然始まったサポート科の生徒との合同授業。
ペアになった生徒は、なんとも不気味なオーラを放つ男。
左目を長い前髪で隠していて、顔は半分しか見る事が出来ない。
サポート科の生徒が、俺達ヒーロー科の生徒のアイテムを作るだなんて、正直俺にはクソどうでも良い話だった。
しかし、授業ともなれば仕方がない。
俺はその生徒とペアを組み、この三日間を何事も無く過ごそうと────していたのに。
「僕のペアが貴様とは、最悪だ」
爆豪「あ？」
顔を合わせた瞬間、奴に言われた言葉。
一瞬にして殺意が芽生えたが、両手を握り、怒りをグッと抑えた。
「貴様、体育祭の時に女子生徒を相手に容赦無く潰した男だろう」
爆豪「相手が女だろうが男だろうが、ぶっ潰すのが当たり前だろうが」
「それに、選手宣誓の時もふざけた事をぬかしていたな」
爆豪「ふざけてねえだろうが。結果、マジで1位になっただろ、………納得しねえ1位だけどよ」
「………向いていない」
爆豪「あ゛？」
ボソッ、と呟いた奴の言葉に、俺は片方の眉を吊り上げる。
彼は「はあ」と短く溜息を吐くと、右目で俺を鋭く睨み付けながら言った。
「君はヒーローよりも、ヴィランの方が向いている」
爆豪「……ッ！！」
────奴の言葉に、俺は衝撃を受けた。
自分の個性である「爆破」を使い、一瞬にして奴を塵と灰にしてやろうかとも思ったけれど、なんとか耐えた。
俺はオールマイトを超えるヒーローになる。
そのためには、自分の個性で相手を傷付けてはいけない。
自分の個性は誰かを守るためにある。
────そんな事くらい、分かっていた。
だから耐えた。
サポート科の合同授業一日目、そして二日目も何とか耐えた。
それなのに、最終日三日目。
また、俺は同じ事を奴に言われたんだ。
「君に似合うアイテムなんて無い」
爆豪「だから作って来なかったってか」
「ああ。時間と労力の無駄だ」
爆豪「別にいらねえし。テメェの作ったガラクタなんか」
多分、俺の言った「ガラクタ」の言葉に、奴は怒りを一気に昇らせたのだろう。
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星野彼方(プロフ) - 百票目は俺がもらったぁ！ これからも頑張って下さい (2021年3月18日 11時) (
レス) id: e6bb8eb5cf (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 磯野さん» レスが早ええ…。もう…しゅき…。 (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - あ、やべ…直ってた…。(^_^;)…頑張ってください！(言い逃げ) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - 雪猫さん» 雪猫様、こんばんは。以前もコメントして頂きましたよね、ありがとうございます！見直した結果、修復致しました！以前に引き続き、文字化け箇所を教えて頂きましてありがとうございます！これからもどうぞ、よろしくお願い致します！ (2018年11月28日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 再びこんばんは！(*´∀`)♪夢主君の性格しゅきィ…。あ、あとまた文字化けが…ページ23,24です！毎度毎度申し訳なくなってしまう…。続きが楽しみです！(*´▽｀*) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月19日 22時
