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>Meguro side.
『Aさん、』
土曜の昼の駅前は人が多い。
その中でもすぐに見つけられるくらい、彼女は目立つ。
俺を探してスマホの画面を見ながらキョロキョロしてるAさんに声をかければ、「あ、」と声を上げた。
「ごめん、どこにいるかわかんなくて。」
『いや、そういや俺も場所伝えてなかったなってさっき気づきました。』
付けていたイヤホンを外して、Aさんが鞄に入れる。
彼女のポニーテールが無造作に揺れた。
俺の方を見た彼女の表情は、今日はちょっと複雑そう。
多分俺にどう接していいかわからないんだろう。
『ちゃんと来てくれたんですね、』
もしかしたら来てくれないんじゃないかと思ってた。
「……まあ、約束したし、」
『よかった、』
心から漏れた本音が空気を伝わってAさんの元に届いて。
Aさんは少し困ったように眉を下げて笑った。
……あー、苦しい。胸の奥が痛い。
ここ何日か、ずっと痛い。
今日起こるであろうこと、何度も脳内でシミレーションして、耐性つけようと思ったけど、
Aさんの顔見たら、やっぱり諦められる気がしない。
「ねぇ、結局どこ行くの？」
まだ伝えていない今日の目的地。
多分これが最後になると思う、Aさんと2人きりで出掛けるのは。
「動きやすい服装で来てって言ってたけど、」
『まだ内緒です。まずは、飯いきましょ。お腹すいたでしょ？』
その言葉に頷いたAさんと、歩き出す。
「寒いねー、今日。」
『そうっすね、』
確か今日は10℃くらいまでしか上がらないって、朝のニュースで言ってた気がする。
髪を上げている彼女の白い首筋は無防備に冬の冷たい風にさらされていて、
『Aさん、』
俺は首に巻いていたマフラーを取った。
.
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ひすい - 面白すぎて一気に見てます、、！ふっかさんと両片思いに歓喜しながら、めめやひーくん切なすぎて今泣きながらコメント書いてます。笑色んな感情がぶわ〜って感じです！最高です！ (2020年12月12日 23時) (
レス) id: 85cba31a0e (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - 名無し85099号さん» コメントありがとうございます！！そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです！！最後までよろしくお願いします…！！ (2020年6月3日 13時) (レス) id: e5c6dc30ce (このIDを非表示/違反報告)
名無し85099号(プロフ) - ほんとに焦らされまくりました！本気でどの作品よりも主様のお話が一番好きです！大ファンです！最終章楽しみにしてます！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: ead5991952 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - 凛華さん» こんにちは、コメントありがとうございます…！照もかわいそうな感じになっちゃいましたもんね…、どのような形でふっか以外の落ちも書くか、今いろいろ迷い中です…、とりあえずは完結まで明言はできませんが、今後もよろしくお願いします…！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: e5c6dc30ce (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - こゆきさん！こんにちは(^^)深澤くん、目黒くん落ちも需要あるって言ったのに、照くん落ちもすっごく見たいです……… (2020年5月28日 17時) (レス) id: 8c58893707 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年5月13日 15時
