64. ページ16
.
ラ「やった！勝った！」
さすが現役高校生。ラウールは翔太と目黒とハイタッチして私の前ではしゃぐ。
渡「っしゃ、初めてAに勝った。」
『…ほとんど点入れたのはラウールだけどね。』
さっきから私に俺の勝ちとドヤ顔を見せてくる翔太。
ニヤニヤと緩む翔太の頬を引っ張って、そう言えば「ちげーし、俺のおかげから。」と不服そうな顔。
『ラウール、ほんと体力すごいね、』
ラ「成長期なんで。」
ふふん、とちょっと自慢げな態度も可愛らしい。
思わず私も悔しさを忘れ笑顔になってしまう。
目「俺も入れたんですけど、」
『ちょ、』
私の耳元でそう言うと、目黒が後ろから私を抱きしめた。
目「今回は避けられなかったんですね。」
『…ラウール見てたから、』
目「ねぇ俺も入れたよ、点。」
『残念、私の方が入れたから。』
そう言いながら目黒の腕を持ち上げて離れる。
周りに人がいるからか、今日はあっさり諦めたみたい。
目「でも試合は俺らが勝ったから、約束通り晩ご飯一緒に行きましょうね。」
『…まあ、負けたからしょうがない。』
さっきゲームが始まる前にさせられた約束。
私のチームが負けたら、みんなで夜ご飯を食べに行く&私・舘さん・阿部くんの３人で目黒達３人分を奢る、というもの。
阿「ごめんねAちゃん、俺今回あんまり点入らなくて、」
舘「俺も疲れちゃって、」
眉を下げる二人に「ラウールが強すぎたね、」と笑う。
『けどファミレスね。今月遊びすぎてあんまお金ないから。』
ラ「やったー！！」
みんなでご飯に行けて嬉しいのかキャッキャとはしゃぎ出したラウール。
…まあいいか、可愛いから。
ラ「早く行こ！」
渡「おー、行こうぜ、」
阿「あ、ラウール。タオル忘れてるよ。」
舘「元気だなぁ。」
はしゃぐ二人と、それを後ろから追う二人。
そしてその後ろを、
目「行きましょ、Aさん。」
そう言って私の手を掴んだ目黒と追った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3850人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こゆき(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます！需要ありますか！私も目黒落ち書きたいなーと思ってるので本編終わったら書いてみますね、ありがとうございます！ (2020年4月25日 22時) (
レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 余力があれば！目黒落ちもお願いします★需要あります…！コメント失礼しました。いつも楽しく読ませて頂いてます(^^)これからも楽しませてください (2020年4月25日 1時) (レス) id: 8c58893707 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - うたさん» コメントありがとうございます！ふっか動きましたねー、これからをお楽しみにしていただけたら嬉しいです！ありがとうございます、私のペースで頑張ります！ (2020年4月22日 23時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - コメント失礼します。ふっかさんどうするんだろうって思ってたんですが、動き始めておおお！となっております！！これからもこゆき様のペースで更新がんばってください(^^) (2020年4月21日 18時) (レス) id: ac1778f4fd (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - milkmilkmilk723さん» ふっか、ここからどんどん動きますよー！笑 今後もよろしくお願いします！ (2020年4月21日 16時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こゆき
| 作成日時：2020年4月8日 14時
