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「A、これ飲む？」
椅子に座って、汗を拭いてると舘さんが隣に座る。
「俺、お茶買おうと思ったのに間違ってスポドリ買っちゃって。」
『そうなんだ、じゃあもらお。』
ちょうど喉渇いてたし。
そう言えば舘さんはゆるりと綺麗な笑顔を浮かべる。
「そういや目黒とデートしたんだって？」
『ゲホッ、』
「あ、大丈夫？」
舘さんからデートって言葉が出てくると思わなかったから、びっくりしてスポドリが喉に詰まって咳き込む。
舘さんはちょっと面白そうに笑って、咳き込む私の背中を軽く叩いた。
『…デートじゃないから、』
「へぇ。そういや翔太に怒られたよ、言っちゃったんでしょ？俺と遊びに行ったこと。」
…なるほど、それの仕返しね。
くくっと喉を鳴らして笑う舘さんはちょっと今日は意地悪だ。
『ごめん、ちょっと口が滑った。』
「まあ俺はいいんだけどねー、翔太がうるさいから。」
私と舘さんは同じ海外のバンドが好きで。
たまに日本公演があると2人でライブに行く仲。
翔太に言うと俺も行くって言いかねないから、バレないように黙ってたんだけど、この前私が口を滑らせたことで舘さんは翔太にいろいろうるさく言われたらしい。
「目黒といい感じなの？」
『…どういうこと？』
「最近仲良さそうだから、二人。」
少なくともこの前のバスケの時より明らかにAのガードが薄いなと思って。
と、彼は上品な笑みで私を見る。
『別にそんなんじゃないよ、目黒が私のテリトリーに勝手に入ってくるだけ。』
「でも前のAならそれも許さなかったじゃん、ちょっと気に入ってるんじゃない？目黒のこと。」
『…舘さん今日なんか意地悪だよね、』
「そう？」
視界の端で、目黒と翔太が何かを言い合ってるのが見える。
…後輩と同じフィールドで言い合ってるってのが翔太らしい。
「俺は大進歩だな、と思って見てるだけだよ。」
舘さんも二人を見てたのか、「あの二人なにしてるんだろ」と目尻を緩める。
「まあ目黒もいいけど、たまには翔太のことも構ってやってね？」
彼は何かにつけて私に翔太をオススメしてくる。
舘さん曰く、翔太とくっついて欲しいらしい。前にストレートに言われた。…まあ丁寧にお断りしたけど。
『構うだけならいくらでも。』
そう言えば、舘さんは私を見て「ブレないね、」と笑った。
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こゆき(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます！需要ありますか！私も目黒落ち書きたいなーと思ってるので本編終わったら書いてみますね、ありがとうございます！ (2020年4月25日 22時) (
レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 余力があれば！目黒落ちもお願いします★需要あります…！コメント失礼しました。いつも楽しく読ませて頂いてます(^^)これからも楽しませてください (2020年4月25日 1時) (レス) id: 8c58893707 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - うたさん» コメントありがとうございます！ふっか動きましたねー、これからをお楽しみにしていただけたら嬉しいです！ありがとうございます、私のペースで頑張ります！ (2020年4月22日 23時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - コメント失礼します。ふっかさんどうするんだろうって思ってたんですが、動き始めておおお！となっております！！これからもこゆき様のペースで更新がんばってください(^^) (2020年4月21日 18時) (レス) id: ac1778f4fd (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - milkmilkmilk723さん» ふっか、ここからどんどん動きますよー！笑 今後もよろしくお願いします！ (2020年4月21日 16時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年4月8日 14時
