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62.凄いタイミング ページ17

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溢れる涙を手の甲で拭いながら
もつれる足で渡り廊下を走っていると









樹「あ、Aちゃん!」


「っ樹くん…」


樹「これ鞄、やっぱ一緒に帰りたくて待ってた。
コンビニ寄って帰らない?」


「う、うんっ」


樹「……?」









今まで待っててくれていたのか、


凄いタイミングで樹くんが
私の鞄を持って渡り廊下まで来てくれていた。









泣いてるのがバレないように
必死に涙を拭った。









樹「泣いてる…?」


「え?ううん大丈夫!」


樹「目ぇ真っ赤だよ」


「や、なんかゴミ入っちゃって」


樹「……もしかして、渡辺先輩?」


「っっ」









樹くんに渡辺先輩のことを話したことは無かった。


ビックリして樹くんの顔を見ると
やっぱりかって眉を下げた。









樹「実は碧ちゃんから牽制されてたんだよね。
Aを狙ってるなら、あの子は
渡辺先輩しか見えてないから邪魔しないでねって」


「え…?」


樹「俺も渡辺先輩のこと見たことあるし
凄ぇイケメンだし、Aちゃんが好きになる奴
なんていい奴に決まってるって思ってた」


「樹くん、、? わあっ」









いきなり視界が真っ暗になって
背中にぎゅうって腕が回った。









樹「でも泣かすのは許せない」


「じゅっ、樹くん」


樹「俺にしない?Aちゃん」









樹くんに抱きしめられていた。
香水のいい匂いと、骨ばった体が
男の子って感じでびっくりした。









.









「樹くん、あのねっ______ 」




渡「…離して」









.

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(プロフ) - 蝶子さん» コメントありがとうございます(;;) 私の拙い文章を楽しみにして頂けていたなんて本当に本当に…嬉しいです…ありがとうございます…(;;) 嬉しいお言葉だらけでこれからも頑張れそうです!本当にありがとうございます!! (2020年3月18日 0時) (レス) id: d3c3bfbe55 (このIDを非表示/違反報告)
蝶子(プロフ) - えぇぇぇぇ( ノД`)…終わってしまって悲しい……この渡辺先輩がとっても好きだったので私の楽しみが……何度も読み返すと思います!素敵な作品をありがとうございました! (2020年3月12日 21時) (レス) id: a7e7edc206 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - れいなさん» 返信が遅くなってしまって申し訳ありません(;;) キュンキュンして頂けてとっても嬉しいです…!コメントありがとうございます!! (2020年3月12日 16時) (レス) id: d3c3bfbe55 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ほのか????さん» お返事が遅くなって申し訳ございません(;;) 番外編という形でですがアップさせていただきました!これからもどうか、よろしくお願いします、、!コメントありがとうございます! (2020年3月12日 16時) (レス) id: d3c3bfbe55 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あちさん» 返信が遅くなってしまって申し訳ございません(;;) もったいないお言葉ありがとうございます…めちゃめちゃ嬉しいです…(;;) これからも是非よろしくお願いします!! (2020年3月12日 16時) (レス) id: d3c3bfbe55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月12日 22時

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