【文スト×名探偵コナン】探偵社員の私と公安警察の彼。【安室透/降谷零】

No.7 ページ10

安室(降谷)side





俺には小さい頃から好きな人がいる。





――――俺が幼稚園の年長位の頃、隣の家の人に子供が出来た。




その子を始めてみると、とても可愛くて……愛おしく感じた。




まだ幼稚園生だったこの頃の俺には分からなかったけど。




俺が歳を1つずつとるうちに、その子……（人1）は可愛くて、さらに愛おしく感じた。





―――零兄





その子から自分の名前を呼ばれると凄く胸が熱くなった。





とても嬉しかったのを今でも覚えている。






俺が小学五年になるとその子は小学一年生になった。




その頃から“零兄”から“零君”と呼び方が変わった。




幼貴『零君、宿題教えて！』ﾆｺｯ





幼零『ん?何処が分からないの？』





なんてことは勿論




幼貴『零君のバカァ……ｸﾞｽｯ』





喧嘩も何度もした。




喧嘩するたびにお互い謝って、笑った。






俺が中学三年になると、（人1）は小学五年になった。




（人1）は幼い頃より、綺麗だけど可愛さも残っていた。





俺は（人1）が告白されていたのを一回だけ見たことがある。





あれを見た瞬間、胸にある何かが溢れだした気がした。




気づいたら、（人1）の手を引っ張っていて、




自分でも何をやったのか分からなかった。

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