わんだふるデイズ【YG・HS・JN】

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「あ〜良かった！
　 どうなることかと思いましたよ…。」



その少し後ろにいた若い男性は
ホッとして胸をなでおろすと



　「…ん？ J-HOPEさん？
　 何してるんですか？」



倒れたままのホソクさんに気付き目を丸くする。



HS「え？ …いや…ちょっと………。
　 あは…あははははは〜！」



すると、引きつった笑顔で
逃げるように控え室をあとにするホソクさん。



　「？ なんだぁ？」



明らかにおかしな様子のホソクさんを見て
若い男性は一瞬ポカンとするが



　「さぁ監督、俺達も戻りましょう！」



すぐに元に戻り元気にそう言うと



　「…あぁ…。」



不思議そうな顔の中年男性と一緒に
その場をあとにする。










・










ど…どうなってるの…！？





とんでもない間違いが起きている気がして
何とか逃げ出したかったが
手際が良すぎる女性のおかげで
あれよあれよと支度が進み
あっという間に完成してしまう。





　「うわっ…！ 最っ高…！」





そんな言葉が耳に入ってきて
まじまじと鏡を見ると





これ…私…？





別人のような姿の自分が映っていた。



　「すいませ〜ん。あとどれくらいかかります？」



ちょうどそのタイミングで
先程の若い男性がドアから顔を出す。



　「今終わったとこ！ もう行けるわよ！」



ドヤ顔で女性がそう言うと



　「じゃあ、お願いします！」



若い男性は私に笑顔で軽く会釈をする。





……………はい？





　「ほーら！ 立って立って！」



わけもわからぬまま女性に急かされ立ち上がると
背中を押され控え室を出て廊下を突き進む。










なになになになに…！？










足がもつれそうになりながら早歩きで向かった先は…










　「モデルさん、入られまーす！」










…ウソでしょ…。










BTSの皆さんがCM撮影真っ最中の現場だった。

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