１４ ページ14
翌朝。
…犬の…ままだ…。
昨晩の事件のあと、
ジンさんに連れられ彼の部屋で一緒に朝を迎えた私は
変わらぬ愛らしい自分の姿に絶望していた。
…これ…もしかして夢じゃないのかも…。
でもこんなこと…現実に起こるはずがない…。
何度考えても原因はわからないし
あいかわらず人間の頃の記憶も思い出せないまま
途方に暮れる。
JN「…ハナヤァ…おはよう…。」
傍らで眠っていたジンさんが目を覚まし
寝ぼけたまま私を優しく撫でる。
イケメンと朝を迎えるって…
シチュエーションは最高なんだけどなぁ…。
思い出すことを放棄してそんなことを考え出す私。
JN「…おいで。」
そう言ってジンさんが立ち上がるので
一応私も付いて行く。
・
洗面所で一通り済ませキッチンに向かうと
JN「ユンギヤ〜何作ってるんだ？」
先に起きていたらしいユンギさんが料理をしていた。
YG「チゲですけど…
ヒョン、昨日冷蔵庫あさりました？」
JN「え？ なんで？」
YG「…妙に入ってるものが少ない気がして…。」
…ギクッ
昨晩のことを思い出し、
冷や汗をかきながら２人の会話を見守る私。
JN「ん〜…？ そうか〜？
変わった感じはしないけどなぁ？」
冷蔵庫の中を見ながら
全く気付いてない様子のジンさん。
YG「………。」
ユンギさんはジンさんのうしろから冷蔵庫の中を眺めて
ボーッと何か考えているような表情をしていたが
YG「…俺の気のせいですかね。」
と言って鍋の前に戻って行った。
…あっぶな…。
大ごとになってしまうのではないかと
ヒヤヒヤしていた私は一安心すると
そーっとユンギさんの足元に行ってみる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 666人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のあ(プロフ) - カナタさん» カナタさん、ありがとうございます！ 更新頻度は遅いかもしれませんが必ず完結させますのでどうぞよろしくお願い致します！ 温かいお言葉のおかげで書き進めることができます！ 本当にありがとうございますm(_ _)m (2021年11月17日 11時) (
レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにお待ちしてますので頑張ってください(*^^*) (2021年11月17日 2時) (レス) id: 468d81aa5f (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - KARINさん» KARINさん、ありがとうございます！ そう言っていただけると本当に励みになります…！ ありがたいです…！😂 ご期待に添えるように頑張りますのでこれからも是非よろしくお願い致します！ (2021年11月1日 22時) (レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
KARIN(プロフ) - とっても面白いです！毎日、更新されてないか見るかのが日頃の楽しみです🎶これからも頑張ってください💪💪 (2021年11月1日 20時) (レス) id: 45c5b863c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のあ | 作成日時：2021年10月16日 17時
