青いWalkure1[マクロスΔ]

うっかりさん ページ33

ﾁｭﾝﾁｭﾝ……ﾋﾟﾋﾟ……

外から鳥の声が聞こえる。 朝を告げる声だ。

「ん……朝か…」

その声でククリムが目を覚ます。

「ふぁー…眠たい……」

時刻を確認するためにククリムは時計を探した。
すると、絶賛爆睡中のトトとマステラを発見した。

「お―良く寝てる寝てる……」
「…………………寝てる？」

ククリムは自分の中の何らかの違和感を感じた。

(あれ…私達……いつも別の部屋なのに……)
(今日は机に突っ伏して…しかもマステラちゃんと三人で……)

「確かマステラちゃんの歌聴かせて貰って…昨日の夜……」

ククリムは必死で昨日の事を思い出す。

(そうだ私たち…マステラちゃんの歌で疲れが癒されて…)
(そのまま……)

「くー………くー………」

トトの寝息が響く。それと同時に時計の音も響く。

「えっでもちょっと待って…今は……」

ククリムは時刻を確認するためにバッ、と後ろを振り向いて時計を見た。
時計は、長い針が５、短い針が１０を指していた。


「………………」








「うわあああああああああああああああっ！！寝坊じゃんかあああああああああああっ！！」
「ちょっとトト！！いつまで寝てるの！？」
「いったぁああっ!?!?えっ何！？地震！？？！」
「馬鹿トト！！違うよ馬鹿！！時計！！」
「時計……？」

トトは言われた通りに時計を見た。

「…………………」


「うあああああああああああああああっやってもたああああああああっ！！！！」
「とっくに回診開始時刻過ぎてる…どうしよう!!」
「患者さん達……外で待ってるかもしれない！！」
「うわあやばい！！！！」

二人が慌ただしく用意してる準備している中、マステラが目を覚ました。

マス「……おはようございます…」
「ああお早うマステラちゃん！…ごめんね今準備中…！」
「ごめんほんとごめん、あとで話そう」

マス「……え？何の準備ですか？」
「何のって……病院……」

マス「今から…？」
「今から」
マス「何で…！？」
「何でって……外で患者さんが……」
マス「……今日は何曜日ですか」
「今日は…何曜日だっけククリムー！」
「えっ…今日は……」


「日曜日……」






「「休診日か！！」」

朝の話(10:30)→←お風呂5

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