クラゲの干物 ページ11
カナ「着いたわ、ここがケイオス。Δ小隊の本部。ワルキューレの作戦を練ったりもしてるの」
マス「…大きい…」
マキ「さっ♪入ろ入ろ♪」
五人が入り口に近付くと自動でドアが開く。
そこには、大勢の人が忙しく歩き回っている。 ここに居る人達は自分が住む場所、ラグナを守るために命懸けで戦っているんだと思うと、マステラはこれから始まる本番のオーディションに少し緊張を覚えた。
レイ「ほい」
マス「…!?」
緊張感が高まっているマステラに、レイナは自分の好物、クラゲの干物を差し出す。
マス「…こ…これは…?」
レイ「私の常備品。こいつがいれば…大丈夫。」
レイ「…肩の力抜いて」
マス「…はい」
マステラは、彼女の気遣いに嬉しく思った。
実を言うと、正直さっき歌った時、相当偉そうな口を訊いてしまったと思っていた。
一匹狼のような口を訊いてしまった。と。勿論、ワルキューレが嫌いな訳では無い。
自分は歌が生き甲斐だからつい熱中してしまう。こんなことは今に始まったことでは無い。
いろんな所へ旅をしてきた自分は、いろんな所で歌ってきた。
皆が自分を称える。 だけどそれは自分ではなく、自分の歌を称えている。
誰も自分を認めない。
だけど、やはり誉められるのは嬉しいから、また自分は歌う。
…これが繰り返される。
ずっと自分自身を誉められる居場所が欲しかったのかも知れない。 それは何処か分からない。
そしてこの人は、私がここに居られるように私に尽くしてくれた。
それだけで何よりだ。
マス「ありがとうございます。」
彼女はいつもと違う気持ちだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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ちゃまろ。 - ありがとうございます〜! (2019年10月20日 16時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - めっちゃ面白いです! (2019年8月23日 0時) (レス) id: cf65e5d56e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - なんかバグって更新されてませんでした…すいません! (2019年6月16日 13時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - 更新めちゃめちゃ遅れましたすいません!! (2019年4月24日 0時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - ありがとうございます…!!! (2019年3月19日 22時) (レス) id: 4a47a240b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃまろ。 | 作成日時:2018年7月26日 18時