頑張り屋さん ページ8
ジフンへや
ジフンこい
ジフンいますぐ
カトッ、という通知音が連続で部屋に鳴り響き、自分のスマホが明るく光る 。
今正に寝ようとしていてもう少しで意識が飛びそうなくらい眠かったのに音で目が覚めてしまった 。
『 しょうがないか、… 』
次のカムバに向けて1曲、また1曲と作詞作曲を進めているウジオッパ 。そんなオッパは作業部屋に引きこもりがちになるため、ご飯を深夜に持っていってあげるのがわたしが行く理由 。わたしもわたしでオッパの体調が心配だからつい気を許してしまう 。
わたしは部屋から出た 。
部屋に入ると相変わらず暗い部屋の中にパソコンの画面だけが明るく光っていた 。体に悪い環境だなあ、と思いつつもオッパが集中出来る空間はこれだから何とも言えない 。
『 オッパ持ってきたよ 。』
wz「 ありがと 。そこ置いといて 。」
そう言いながらも目線はずっとパソコンだ 。この環境にもすっかり慣れてしまったわたしは作業部屋にあるベッドに倒れるように体を預けた 。
wz「 ……… はぁ、… 上手く出来ねぇ、」
そう呟いたオッパの姿がぼやけて見えてきた 。声も遠くなっていく 。瞼が勝手に閉じていく中、オッパがこっちに歩いてきてわたしの上に乗っかってきた 。その衝撃でまた目が覚めた 。
『 ん゛っ！ 』
wz「 お前今日ここで寝る ？ 」
『 … オッパ重いどいて …… 』
wz「 俺も眠くなってきた 。」
くあ、と欠伸をするオッパ 。
『 ご飯、たべなよ 。』
wz「 明日の朝食べるよ 。」
『 腐るよ 。』
wz「 大丈夫 。」
その確信はどこから来るんだ 。
そう言おうとしてもどうせこのオッパには効かないだろうと思ってやめた 。
話をしながら手馴れた手つきでベッドのシーツを直したからああ今日は帰れないな、と確信した 。
wz「 … ここ、きて 。」
とんとんと自分の隣を叩くオッパ 。素直に隣に寝っ転がれば腰に腕を回されてぐっと抱き寄せられる 。女の子が苦手なくせに何でこういうことが出来るんだ 。
wz「 … まじ、落ち着く 。」
『 ん、… 』
オッパが温かくて、声が優しくて、顔を埋めた洋服からはいい匂いがして、わたしの眠気を誘うのには充分だった 。
wz「 おやすみ 。」
意識が飛ぶ前に聞こえたのはオッパの一言と、ちゅっというリップ音だった 。
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わきゅり(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます〜〜😭😭 更新頑張ります！！ (2021年11月19日 20時) (
レス) id: cfc6ec806d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 面白かったです！続き待っています！！！ (2021年11月19日 16時) (レス) @page40 id: f150051e85 (このIDを非表示/違反報告)
わきゅり(プロフ) - むんさん» 大変遅くなってしまい申し訳ありません…読んでいただきありがとうございます！！ (2021年8月9日 7時) (レス) id: cfc6ec806d (このIDを非表示/違反報告)
むん - 更新ありがとうございます！ (2021年8月9日 1時) (レス) id: 753251e20b (このIDを非表示/違反報告)
わきゅり(プロフ) - 美紀さん» こちらにもコメントありがとうございますー！ (2021年4月30日 6時) (レス) id: cfc6ec806d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わきゅり | 作成日時：2021年4月19日 12時
