3150組と私。② (ページ9)

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内村「ねえ！Aきてる！？」

安嶋「今来たとこ！」

平塚「ほんとだ」

黒田「じゃあ、せーのね？」

元木「ばか、声でけーよ」

すると、チャイムがなった。

内村「予定あったらどーする？笑」

元木「お前そんなこと言うな。」

安嶋「俺ら優先だろ！」

黒田「あ！帰りの会終わったみたいだよ」

平塚「よし行くか！」

いきなり誰かが走って教室に入って来たようだ。

なんだか教室が、いや、女子達が賑やかになった。

先生もびっくりしている。

あれ？

なんかみんなの視線がこっち向いてる。

内村「A〜〜〜！！」

安嶋「Aっ！」

平塚「Aー！」

元木「A」

黒田「A！！！！！」

『えっ！？』

そこには、みんな子犬のように目を輝かせた5人が居た。

『ど、どしたの！？』

内村「今日さ〜！」

安嶋「あ、うっちーずるい！」

黒田「俺が言う！」

平塚「みんな俺が言うからごめん！」

元木「今日遊ぼう」

安嶋「は！？先言うなよ！」

平塚「俺が言おうと思ってたのに！」

黒田「俺もな！？」

内村「みんなこわぁい…」

みんないっぺんに話すと、私は聞き取れず戸惑っていた。

5人「今日一緒に遊ぼ！」

『え……！？』

クラスのみんなの視線が止まらない。

なんて言ったって、あの有名な5人が私に遊ぶ約束をしているのだから。

『う、うん。別にいいけど…。』

内村「やったぁ〜！」

黒田「初めてAと遊ぶ…！」

平塚「パンケーキまた行く？笑」

安嶋「とりあえず嬉しい」

元木「お前らうるせーぞここAの教室なんだから」

内村「はぁーい。」

『どこ行くの？』

安嶋「いいからいいから〜！」

黒田「ほら！A！」

私は、5人に腕を引っ張られそのまま一日中楽しくずっと遊んだ。