3150組と私。② (ページ6)

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当然、心の中で叫んだだけでは誰も助けに来てくれなかった。

(なんか…疲れたな…)

(もう…どうでもいいや…)

私は、そう思った。

すると、

？「おい！なにやってんだよ！」

奇跡が起こった。

「え！？」

「ちょっとだれ見張りサボったやつ」

？「おい、お前ら何やってんだって聞いてんだよ」

そこには、焦った様子でこっちを心配している元木湧が居た。

『どうして……。』

元木「おい、大丈夫か。」

なんで助けてくれたのかわからない。だってあんなに嫌ってたのに。

「わ、わくくん？」

「違うの！これは……」

「そう！この女が虐めてって脅してきて……」

「私たち怖くて……」

元木「は？何言ってんの？」

元木「見張りのやつが全部話してくれたし」

「は……？」

元木「お前らだったんだな。先輩。」

元木「俺の机にイタズラして、それをAがやったように見せかけて嘘言って俺を騙して。」

元木「しかも、今度は誰も通らない部屋に閉じ込めて暴行とか……」

元木「普通にやってること退学レベルっすよ先輩」

「っ……」

元木「このことはきっちり先生に話しときますんで」

元木「お前ら、顔も性格もブスとか人生終わってんな笑」

元木「ほら、行くぞ」

『ごめん…転んで足くじいちゃって…』

元木「もー、しょーがねーな。」

『えっ！？』

元木は、私をお姫様抱っこしその場を離れていった。