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広い館内は人でごったがえし、みんなそれぞれ水槽に釘付け。
うす暗い太刀魚の水槽のはしっこで静かに揉めているカップルなんかに誰も気付かない。
「彼氏いないとか何なの。モテたいの？は？意味わかんないんですけど」
「ちがうってば」
「指輪は？」
「外で仕事の時は外してる」
「は？！」
「ねえ、太刀魚めっちゃキレイだよ」
「ほんとだ。キラキラしてる。。。。てそうじゃなくて！！」
「今日、夕ご飯帰ってくる？魚にする？」
「うーん。ちょっと遅くなるかもだけど家で食べる。あ、刺身食べたい」
「ん。買っとくね。じゃあ、わたしスーパー寄って帰＿＿＿」
くるっと背を向けて立ち去ろうとする彼女
「待て待て待て待て」
毎度丸め込まれてたまるか！！！
スタッフ用のドアを見つけて引っぱりこむ。
誰もいない
非常階段
「あの人とご飯行ったりとかした？」
「してない」
「デート誘われたり」
「してない」
「にしては距離感＿」
「ビジネス、ビジネス」
「今日化粧濃くない？」
「え、変？」
「変じゃない。かわいい。てゆうかこれからも一緒に仕事するの？」
「多分ない」
「たぶん。。。。指輪して。常に。２４時間３６５日」
「もうしつこいーー。指輪してると色々聞かれるから面倒なんだよ」
「色々って？」
「彼氏どんな人とか、何してる人とか、どこで出会ったのとか、写真ないの？とか」
「う。。。。。。。」
「ね？フリーにしといた方がいいでしょ？」
「。。。。じゃあ設定しよう。彼氏」
「は？」
「彼氏います、長身、イケメン、車持ち、高級マンション住み」
「心配性、人見知り、湿気に弱い、なで肩、バンビ、、、、、いやダメ！バレちゃう！！」
「バレるか！！！！！！」
ガチャ＿＿＿＿
「終わった？」
「ユノ！！終わったおわっ＿
「てない！！！！」
「ペンギンウォークが始まるって」
「行く！！！！！」
「あ！！こら！A！！！」
「呼び捨てしないでもらえます！？わたし彼氏いるんで！！」
するりとドアを抜けて人ごみにまぎれてく彼女
「あいつ、、、、、！ヒョン！！！」
「はいはい。行くぞペンギンウォーク」
「今日絶対Aと一緒に帰る」
「無理」
ペンギンウォークにつづきます
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wakuko(プロフ) - wakaさん» うっす！ (2020年6月30日 16時) (
レス) id: 1d1206c525 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 間違っても『肉』って書かないようにね (2020年6月30日 15時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
wakuko(プロフ) - wakaさん» おでこに名前書いて参戦しますね＼(^o^)／いつかどこかで！ (2020年6月30日 11時) (レス) id: 00eb6a94ea (このIDを非表示/違反報告)
wakuko(プロフ) - 舞桜さん» 舞桜さん、そんな風に大切に読んでくださってありがとうございます、、！！すごく嬉しいです(T-T)書いてよかったと思いました。拙い話でしたが読んで頂いてありがとうございました☆☆ (2020年6月30日 11時) (レス) id: 00eb6a94ea (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - いつかホント！！お会いしたい！！！！ (2020年6月30日 1時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：wakuko | 作成日時：2018年6月1日 19時
