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有名私立高校に通ってると聞いていたから、実際の裕太くんには驚いた。

だって金髪に着崩した制服、両耳に何個も付いてるピアス、

見た目だけなら不良なんだもの……




「裕太くんは鱚舞学園に通ってるんだよね?」

「………まぁ」



家に入ってもらってビールを冷蔵庫にしまいながらなんとか会話してみる。




「そこ座ってていいよ」


ずっと所在無さげに立ったままの様子を見かねてそう伝え、お米を炊いて買ってきた惣菜を盛り付けるが今日来るって知らなかったから1人分しかない。

少ないよなぁ……冷蔵庫に納豆あったっけ。








「よし、お待たせ〜。

…って、ソファに座ればいいのに」

「座っていいの?」

「え?ダメとかないでしょ笑」



笑いかけてみるもまだ落ち着かない様子。



見た目に反して謙虚なのかな?





「買ってきたもので悪いね〜〜量も少なくてごめんね」



はいっと炊きたてご飯と納豆を渡すが受け取ってもらえない。


「……お腹空いてない?」

「これ、俺が食べていいの?」



さっきからなんか違和感。





「……俺、ご飯作ってもらったの初めてだ…」

「えっ」



米炊いただけなんだけど…

そこで、この前親戚の人が言ってたことを思い出した

『食べ物と寝床だけ与えとけばいいのよ』


もしかして。




「前の家の人とは一緒に食べなかったの?」

「あの人は…………いや、血の繋がりも何もないのにいきなり子供の面倒みろだなんて誰だって嫌でしょ」




この前亡くなった人も裕太くんの本当の家族ではないことは少し聞いていた。

そもそも、クソ多い親戚の中で玉森なんて苗字は聞いたことがない。

詳しくはわからないが、裕太くんが幼い頃から親戚中をたらい回しにされていたことはなんとなく察することが出来た。




「あんたも無理しなくていいから」



彼の目が年齢に合わないような鋭さを持っているのも
何もかも諦めたような口ぶりも。

もし、今までの経験がそうさせているなら



「明日はちゃんとご飯作るよ。すきな食べ物ある?」

「…だから」

「絶対!…一緒に食べよう。家族ってそういうもんでしょ」

「は?家族とか、何言って」

「俺は今日から君の保護者。君はこの部屋で俺と生活する。だから、もう家族なんだよ」

「……」


裕太くんは思いっきり眉間に皺を寄せたけど、俺の本気を察してかやがて肩の力を抜いてそっと呟いた。









「……オムライス、食べたい」





待って。なにこの可愛いイキモノ。

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まほまま(プロフ) - 初めまして宮玉大好きなまほままと言います(^^)ごくせんの高杉怜太を彷彿させてくれる作品ですね(^^)読んでいてワクワクドキドキしてます!続きがとても気になっています。更新楽しみにお待ちしていますね(^^) (12月10日 21時) (レス) id: de2262a235 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わ子 | 作者ホームページ:作ってませ〜んヽ(´o`;  
作成日時:2017年12月7日 22時

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