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【過去】
片桐家は室町時代以前は水軍(海賊)を家業としていたらしいが、戦国時代末期ごろからは茶道の某流派の宗家に。
武家ではあるが、維新後は茶道に専念。宗家というだけあって各方面に広い人脈を持つ。
彼はそんな家の次男として生まれ、幼いころから宗家である父の手ほどきを受け、その過程で華族・士族層の多くのツテを収める。
長兄が家業を継ぐと宣言し修行に励んでいたため、茶道の稽古はしつつも割と自由に育つ。興味の赴くままに多方面へ手を伸ばし、煎茶道・華道・香道と、多くの芸道を学ぶ。また、父の弟子のひとりに剣道師範がいたため、彼に剣の基礎を学んだ。
そんなある時、実家の近隣に鬼が棲みつく。幸い、襲撃を受けたのは自宅から離れた別の茶室であり、当時は無人であったため、死傷者は出なかった。しかし、これ以上、自身にとっての聖域でもある茶道の場を汚されることを嫌い、一家総出で様々なツテを利用し鬼殺隊・桜魔隊を裏から支援するように。その縁もあって、桜魔隊に入った。
当初は会計や根回しなどの裏方に回っていた。
呼吸にある程度の適正を示したため、育手の元で稽古を重ね、最終戦別へ。その際発揮した能力(と、裏方時代の手腕)が当時の水柱の目に留まって継子となり、数年後柱の座を譲られた。
「隊士」としてはここ3，4年程度だが、それ以前の裏方時代も含めればそこそこ古株。が、何分当時の認知度が低かったため、「ぽっと出が運よく柱とお屋形様に気に入られて柱になった」という印象を持たれることも多々。否定しようとしない本人にも問題はあるのだが。
【サンプルボイス】
「茶柱、片桐茶雨。まあそう硬くならず、まずはお茶でも一服いかがです？」
「大道無門、茶の道に決まった入口なんてもんはありません。ただ純粋に茶を楽しむ心があれば、それでよろしい。……いや、だからといってお茶室で煙草を吸っていいとは言ってませんからね？何しでかしてくれているんですか、お茶抜きで死ぬほど落雁食べさせますよ？」
「ふむ、白ですか。なるほど、鬼の下着は必ずしも虎柄というわけではない……と。……良いじゃないですか、別に見ても減るもんじゃないでしょう？」
「えぇ……そんなに仕事詰め込まれちゃ、お茶を楽しむ時間もなくなっちゃうじゃないですか……」
「茶柱は幸運の証……私が此処に立っている限り、皆さんの悪運は保証しますよ？」
【一言】「茶柱」から広げに広げて出来たキャラです。どうしてこうなった。
【作者】李代
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