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【呼吸】茶の呼吸
我流。水の呼吸の派生。一部、雷の呼吸や合気道の要素も含まれている。
その中核をなすのは「禅」。
一言で表すならば、「静」の剣であり「受け身」の剣。
他の呼吸と比べ、動きが極端に少ないことが特徴。応じ技が主体であり、完全に能動的に繰り出すことができる型は2つのみ。瞬発力、上手く相手を誘導する技量、高い精度の見切りが必須とされる。
「いかに相手の力を利用するか」ということに主眼が置かれているため、相手が強ければ強いほど真価を発揮する。
「透き通る世界」に近い技が存在する。ただし、「静」を極める茶の呼吸は、「痣」発現の条件とは真逆を行くため、「透き通る世界」どころか痣が発現することすら難しいと思われる。
・壱ノ型
居合。数少ない能動型の技。
・弐ノ型
返し技。
・参ノ型
抜き技。喫茶去と組み合わせることも。
・肆ノ型
突き。数少ない能動型の技。点の威力は高いが、技の前後の隙が大きい。
・伍ノ型
相手に認識されない程度の小さな動きを不規則に繰り返す、特殊な歩行法。
攻撃が当たりにくくなるが、体力の消耗が速くなることが難点。
・陸ノ型
相手の攻撃の側面をつき、力を散らすことで無効化する。
・漆ノ型
相手の攻撃の軸をずらし、その力を別の動きへと利用する。
相手の力を変換する(ベクトルをずらす)という点では色即是空と同じ原理。
・零ノ型
深い呼吸で集中力を限りなく高め、周囲の空気の「流れ」を通して場の「流れ」を読む。本人の感覚としては空気に「溶ける」感じらしい。そこからくる見切りはまさに神業。
「透き通る世界」に近い芸当を可能とするが、実際に「透き通る世界」が見えることはない。根本的な原理は同じなのだが、「動」から入る「透き通る世界」とはある意味対極にある。
「溶ける」までには多少時間がかかり、その間はやや無防備になる。
・捌ノ型
「流れ」を読み解いたうえで、次に相手が来るであろう場所に刀を「置く」。
ごく自然に、流れに沿って「置く」だけであるため、音がほぼ発生しない上に「流れ」にも乱れは生じることがない。
傍から見れば、彼の刀の場所に、"偶然"敵が突っ込んできただけにしか見えない。
(後ほど加筆・変更の可能性あり)
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