#貴方の隣 Makoto.N ページ39
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蒸し蒸しと嫌な暑さが残った10月。
衣替えのはずがまだまだ夏服から抜け出せず、少しふらつくくらいだった。
七瀬「Aちゃん」
昼休み、自販機に飲み物を買いに行こうと廊下を歩いていると、前から七瀬先輩がやって来た。
あ、とお互い反応して、そこから立ち話を始めてから早10分。
気付けば飲み物という目的を忘れてすっかり盛り上がってしまっていた。
七瀬「それで昨日さ、」
「あ、わり」
七瀬「うわ、」
人が多く通る昼休みの廊下。
ここは食堂や屋上、中庭へと繋がる階段があるから尚更だ。
そこで立ち話なんてしていたら人とぶつかるのは当たり前。
ドン、と七瀬先輩にぶつかった人達は軽く謝っただけで足を止めることはない。
大丈夫ですか、と言葉を紡ごうとしたけど、それは一言も音にならなかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿七瀬先輩の唇が、私の口を塞いでいたから。
七瀬「ご、ごめん」
A「…いや、大丈夫です」
お互い数秒固まった後、2人して我に返ったように離れる。
2人共顔は真っ赤で、目を見ることが出来ない。
七瀬「…ごめん、俺みたいな奴と」
A「いや…ほんとに気にしないでください」
七瀬「でも、」
A「私の方こそ申し訳ないです」
七瀬「……俺は、嫌じゃなかったけど」
え、と思わず七瀬先輩の顔を見ると、さらに赤くした顔の口元を手の甲で覆っている。
隠しているつもりなんだろうけど、耳まで真っ赤だからバレバレだ。
七瀬「…また後で」
私の好きなジュースを私の手に無理矢理握らせて去っていく先輩。
その姿を見ていると、何だか自分が特別な気がして。
さっきの言葉だって、フォローに使ったようには見えなかった。
ただの自惚れだろうけど、この位は自意識過剰にならせてほしい。
貴方の隣に、まだ立っていたいから。
＿＿＿＿＿＿＿＿
ミズキさんよりリクエスト
『七瀬先輩と事故でキス』
Twitter ましゅまろより
『七瀬先輩との絡み』
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___runa(プロフ) - 2での話で続編出たりしないですよね、、、、？すごく面白かったのでもし作成するのであれば見てみたいなと思ってしまいました、、、(*´-`)勝手なお願いですが、、、（ ; ; ） (2022年9月9日 10時) (
レス) @page32 id: d2a07cbcfa (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - ミズキさん» こちらこそありがとうございました(^^)Twitterの方でちらほら更新していきますのでもしよければよろしくお願いします！ (2019年11月15日 23時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ - 連載、お疲れさまでした！いつも、更新を楽しみにしてました。もう、更新がないのは少し寂しいですが、今までこんないい作品をありがとうございました！これからも、ほかの作品もこの作品も応援してます！ (2019年11月15日 23時) (レス) id: 6427a7c139 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - みあちやんさん» ありがとうございます( ; _ ; )私自身とても楽しかったです！Twitterの方では不定期で更新していくのでぜひよろしくお願いします(^^) (2019年11月12日 21時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
みあちやん(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっても楽しく読ませて頂きました！野郎組メンバーもその他のメンバーとの絡みなどすごく面白くて大好きな作品です！素敵な作品をありがとうございます！連載お疲れ様でした！！ (2019年11月12日 20時) (レス) id: dfdecc5a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2019年9月12日 22時
