両片思い【ドラコ・マルフォイ】 (ページ20)

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寮に帰ると、まだ授業の時間だったのかみんながいない
けれども自室のベッドに、大きな箱の包みがひとつおいてあった

A「なにかしら、これ。」

名宛人の所には、レティオス・Aになっている

A「お父様とお母様ね、こんな大きいもの送るなんて何が入っているのかしら」

少しワクワクした気持ちで、開けてみると私にピッタリのサイズであろう薄い紫色のプリンセスドレスと靴が入っていた
プリンセスドレスは、ウエスト高めだからあまり身長がない私にも、自然と着こなせるドレスだわ

ハーマ「A、そのドレス素敵じゃない」

A「ハーマイオニー！！いつからそこにいたの？」

ハーマイオニーは今にも泣きそうな顔で話す

ハーマ「あなたがドレスを開けたところからよ。A、あの時は付き添えなくてごめんなさい。」

A「そんなに、泣きそうな顔をしないで？あの後偶然通りかかったマルフォイに、医務室まで連れて行ってもらったの。だからもう心配しないで？」

ハーマ「マルフォイに運んでもらったの？」

A「そう、マダム先生が言っていたわ。後で、フクロウ便を出さなきゃ」

ハーマ「それは、そうなんだけど。少し大変なことがあって、はなしを聞いて欲しいの」