42:限界突破 ページ44
すると、死柄木がまた声を発した。
「攻略された上に全員ほぼ無傷…
すごいなぁ、最近の子どもは…恥ずかしくなってくるぜヴィラン連合…!!」
もう恥ずかしくなって土に埋まって一生出てこなかったらいいと思う。←
でも、私は、次の一言を聞き逃さなかった。
「脳無、爆発小僧をやっつけろ。出入口の奪還だ。」
は?
今の状態で、脳無がそんなことできるのか…?
いや、“できる”から言ってるの…?
もしできるのならなんで…?
個性の複数持ち?凍ってる場所を溶かせるの…?
瞬時に頭の中で仮説が思い浮かぶ。
すると、身体が凍ってるにも関わらず、脳無が起き上がった。
もちろん、身体は割れるわけだけど…。
「身体が割れてるのに…動いてる…!?」
そうだ、明らかにおかしい。
多分これは、個性の複数持ち…。
「皆、下がれ!!
なんだ!?ショック吸収の“個性”じゃないのか!?」
『多分…個性の複数持ちですよ。オールマイト…!!
…“超再生”と言ったところでしょうか…。』
死柄木は驚いた目をしていた。
「…ふーん。予想外に早く見破られたな。面白くない…。
…そう、“超再生”の個性だよ。
まぁ、見破られたところで、どうってことないけどね。」
…っ…やっぱり…ならば、脳無は、爆豪くんに攻撃しにいくはず…
脳無は、身体の超再生を始めた。
死柄木がオールマイトに向かって言う。
「脳無はおまえの100%にも耐えられるように改造された超高性能サンドバック人間さ。」
脳無は、爆豪くんに向かっていく。
速い…!!
キャパを感じ限界を迎えつつある身体を起こし、揺らぐ視界を脳無に定める。
『(止めっ…る!!)』
あっさりと止まる脳無。
私は脳無を視界に入れながら、爆豪くんのところに向かって走る。
「っ…悪ィ。」
爆豪くんがそういう。
私はそれに応答しようとした。
『あんまり時間がない…!!
早く逃げ……っ!?…コフッ…!!』
__それはあまりに突然だった。
普段とは段違いに口から漏れる、血。
漏れる…なんて言葉じゃ足りない。服が真っ赤に染まり、地面には水たまりならぬ血だまりができる。
思わず膝をつく。
爆豪くんの呆気にとられた顔。未だ止まる脳無。
__今、目を逸らしたら…色々マズい…__
そう思うが、その思いも虚しく、私は気を失った__
***
毎度毎度、急展開すみません…
あと、お気作品、800人超えありがとうございます!!
次回、夢主視点からはずれます。
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すこんぶ(プロフ) - コルシュさん» コメントありがとうございます!!気に入ってくださっているのですね!!嬉しいです!!これからもたくさんの萌えをプレゼントできるように頑張りますね!! (2018年3月29日 0時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
コルシュ(プロフ) - すごく気に入ってます。これからも頑張ってくださるとこっちもとても嬉しいです。どんどん萌えをください。 (2018年3月28日 18時) (レス) id: ed00f6a4d7 (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - 苺デラックスさん» コメントありがとうございます!!そう言って下さると嬉しいです!!どんどん萌えてって下さいな(( (2018年3月28日 3時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
苺デラックス - この小説本当にファンです!かっちゃんかっこいいです!ハグするシーンで萌えました!! (2018年3月27日 4時) (レス) id: e851a42e9b (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - みるくてぃさん» そーなんか!!あるあるやんな…!! (2018年3月22日 0時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すこんぶ | 作成日時:2018年3月11日 22時