33:心操くんの個性 ページ35
しばらく固まる心操くん。
それから、口を開いた。
「…ヒーロー科は落ちた。」
そう言われて、私はこう言った。
『…そっか。対ロボット戦だもんね。話なんか通じないわけだから、そうなるか…。
心操くんは運悪かったね。対人戦だったら、確実だったのになぁ…惜しいことしすぎだろ、雄英。』
つらつらとそう言葉を並べる私。
なんとか編入とかできないのだろうか。
すると、心操くんが私を見て言った。
「だから、あんたがヒーロー科受かったのに普通科来たって聞いた時には、どう恨んでやろうか迷ったよ。」
そりゃそうだ。私だって心操くんの立場だったら恨む。
私は宣戦布告されたのかと思い、謝ろうとした。
『なんか…ごめん。』
「それは今までの話だ。」
心操くんのその言葉に、私は驚いた。
『え…なんで？』
「…気が変わった。」
『ええぇぇ!?それでいいの!?心操くん!?』
私は心操くんの気が変わった宣言にただただ驚くしかなかった。
「(ヴィラン向きって言われるのを構えてたのに…なぜ、ヒーロー科に来なかったかを聞かれてしまった…。
せっかくヴィラン向きって言われるのを構えてたのに…)」
「変なやつ。」
心操くんが笑いながら言った言葉に私は不信感を抱くことしかできなかった。
…と、突然、バゴンという音が聞こえた。
何事かとその音がなった方向に目を向けると、飯田くんがベタンと壁に張りついていた。
「皆さん…大丈ー夫!!」
うわ、大胆。
それでいて非常口の標識の役目もしてるとかどんだけ勇者よ。飯田くん。←
「ただのマスコミです!!
なにもパニックになることはありません大丈ー夫!!
ここは雄英!!最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう!!」
その時私は確信した。
飯田くん、絶対委員長やるな…と。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
その後、授業は15分遅れで開始された。
…といえども、私はヒーロー科に呼ばれているので、正しくいえばヒーロー基礎学なのだが…
とにかく、ヒーロー科にいったら真っ先に爆豪くんに怒られた。
理由は、なんで置いていったとのことで…
大声で言われたから、注目浴びたし、驚かれるし、変な空気流れるし…で大変だった。
ちなみに、普通科に帰ると、花火にも爆豪くんと全く一緒のことをやられた。
実は、爆豪くんと花火、仲いいんじゃないかなって思う。←
＿＿そんなこんなで、１日は終了した。
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すこんぶ(プロフ) - コルシュさん» コメントありがとうございます!!気に入ってくださっているのですね!!嬉しいです!!これからもたくさんの萌えをプレゼントできるように頑張りますね!! (2018年3月29日 0時) (
レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
コルシュ(プロフ) - すごく気に入ってます。これからも頑張ってくださるとこっちもとても嬉しいです。どんどん萌えをください。 (2018年3月28日 18時) (レス) id: ed00f6a4d7 (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - 苺デラックスさん» コメントありがとうございます!!そう言って下さると嬉しいです!!どんどん萌えてって下さいな(( (2018年3月28日 3時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
苺デラックス - この小説本当にファンです！かっちゃんかっこいいです！ハグするシーンで萌えました！！ (2018年3月27日 4時) (レス) id: e851a42e9b (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - みるくてぃさん» そーなんか!!あるあるやんな…!! (2018年3月22日 0時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すこんぶ | 作成日時：2018年3月11日 22時
