繋がりたくないんですけど？【Knight A】 (ページ11)

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え～、皆さんご存じの通り騎士Aという存在を推すにあたってぶち当たる壁が胸問題である。
一時期死ぬほど豆乳飲んだよね。意味なかったけど。全員巨乳好きだもんな((圧

胸問題というものは本当にね、大変な問題でね、努力でどうにかなるもんではなくてですね、はい。
体型(胸以外)に関してはね、騎士Aみんなね、寛容なのでね、許しますけどね！！

むにっと腹の肉をつまむ。痩せてえな。

ゆゆ「ああ、そうじゃん。皆さん何か用事があるんでしょう。それで集まったんでしょう。こんなとこで何してんすか」

あ「金渡して満足したのね」

ゆきむら「いやいらね。…そんな顔すんなって。最初の一万だけもらってやる」

ゆゆ「ゆきむら好き」

なち「ただのリスナーの私が皆さんの時間を使わせてしまっているとはなんいう不覚！！申し訳ない！！」

てると「いやこっちが声かけてるんだから謝らないでよ。ねえばぁうくん？話し合いあるよね？この子達困ってるよね？ね？」

ばぁう「て、てるちゃん…」

てると「ほんとごめんね～。ほんっとに、ほんっとにごめんね」

なち「てるとくんを謝らせるとはなんという不覚！！申し訳ございません」

てると「何しても謝られるじゃん」

ばぁう「…連絡先、登録だけでも、ダメですか」

あ「なんで推しに下に出られるのか。お前いつも俺様やん」

ばぁう「は？なんで俺のお前にお前って言われなきゃいけないわけ？」

あ「地雷わかんねーなこの俺様」

ばぁう「とにかく！！これ！！連絡先！！もういいし！！」

てると「ほんとごめんね～」

てるとくんのおかげで助かり、私の手元に残ったのは連絡先の書かれた紙。ご丁寧にLINEのIDと電話番号が添えられている。

ため息をなんとか飲み込み、ご飯を食べる店を探すためにスマホを開いた。

あ「二人とも何食べたい？」

ゆゆ「あ、追加する流れじゃないのね」

あ「ライターとか持ってる？適当に燃やすから」

なち「ばぁうくん泣くぞ」

あ「リスナーと推しという関係は壊してはいけないんですよ」

なち「でもばぁうくんなんて山ほどリスナーとホテル行ってるし繋がってるっぽいけど、関係壊してなくない？」

あ「『繋がり』と呼ばれるものに嫌悪感しかないんです～」

なち「それはわからんでもない」

ゆゆ「私このレストラン行きたい。美味しいらしいよ」

あ「バイキング形式でこの値段は安いね。行こうか」

ゆゆ「ゆきむらに金あげれなかったからご飯が食べれる」