真実 ページ35
ドゴォンと耳うるさい爆発音と激しく上下に揺れる船にAは目を覚ました
『えっ……何』
目覚めることが出来たことを考えるともう海の上、新世界へと入ったのだろう
が、平和に入ることはできなかったようだ
「A!!起きたのか!!?」
『何が起こってるの…チョッパー』
船の上に二十名ほど知らない武装した人
船の横にも知らない船
明らかに襲われている途中だ
「こいつら、賞金稼ぎの集団らしいんだ!!魚人島から出てくる海賊たちを待ち伏せしてるらしい」
『ふーん……平和に新世界入り…とはいかないのね』
ガチンと嫌な音がして、敵の船がサニー号へと密接する
『そうだいいこと考えた』
「A……?」
『ねぇみんな!!私ね、言ってないことがあったの!!』
「あぁ?後にしろ!!つか、てめぇも手伝え!!」
全員に聞こえるように大声を出せば応戦中のゾロが睨んできた
『ぜったい後で言ったら怒られる気がする……』
ゾロ以外はなんだ、何がしたいんだとAを見つめるが、それを気にすることなくAは微笑んだ
『実は私もね……』
背中に羽を生やし、ふわりと飛ぶと敵の船とサニー号の中心へとおりた
そして……
「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」」」
Aが意識を集中させたと同時に、仲間以外の人が次々に倒れていった
ビリビリと肌を刺激する感覚に仲間たちは皆悟る
だってこれは……
『実はね、私も��覇王色の覇気��持ってるんだ』
すごいでしょ、と自慢げな笑顔を見せるAに仲間たちは毒気を抜かれたようにため息をついた
それに焦ったのはAだ
『うぇ……やっぱり怒った?』
「なんで怒るのよ……」
『黙ってたから……黙ってたんじゃなくて言い出せなかったの!!!!』
ほんとよ、嘘じゃないの
必死に焦り出すAにさきほどまで戦闘していたはずの船には和やかな空気が流れていく
「こいつらどうする?」
フランキーが倒れた男たちに目を向ける
「海に放り投げとくか？」
『ダメよ、フランキー!!気を失った状態で落としたら死んじゃうわ!!』
「へーへー、姫さんは優しいことで」
『もーからかわないでよ!!って姫さんって……』
そうこうしているうちにもゾロとサンジ、ルフィによって男たちは敵の船へとぽいぽい放り投げられていく
『私、黙ってたわけじゃないからね？』
「怒ってないわ…A、起きたなら風呂に入ってらっしゃい」
ナミの言葉にようやく安心したAはチョッパーと共に風呂の方へと歩いって行ったのだった
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歌和月(プロフ) - ほうじ茶さん» ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします (2018年1月16日 0時) (
レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶(プロフ) - 面白すぎて一気に読んでしまいました！更新楽しみにしてます！ (2017年12月24日 17時) (レス) id: d5dae34659 (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - ピースさん» コメントありがとうございます。どう書こうか、このまま書いても…と自身を無くしていたのでコメントが来たのでやる気も出、自信も出てきたので一気に3ページも自分の書きたいように書けましたありがとうございます^^* (2017年12月22日 22時) (レス) id: 8cd538f5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ピース(プロフ) - 早く続きをみたいです。 (2017年12月22日 14時) (レス) id: fa425b4f2d (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - ジュリさん» ありがとうございます!!出来るだけ早く更新できるように頑張っていきたいと思います (2017年11月4日 22時) (レス) id: cdc15aa4fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年10月22日 0時
