生活 ページ35
4人で住んでの初めての日曜日。
9時になってもカズと美羽さんはまだ起きてこない。こんなとこも似てるのか。
まぁでも美羽さんは引越しで疲れてるだろうし、カズも一昨日は仕事のトラブルであんまり寝てなかっただろうし2人とも疲れてるかな。
雅紀はタフだもんなぁ。
クスリと笑いながら1人で先にお味噌汁を温め直して朝ご飯を食べた。
すると雅紀がマラソンから帰って来て「ただいまー」って汗だく。
雅紀：「ああ、お腹減った！美羽はまだ？」
A：「うん。」
雅紀：「昼まで起きて来ないかな。」
言いながらまた私の隣に座った。
A：「シャワー浴びたら？」
雅紀：「ん。休憩したら。」
A：「すごい汗。」
雅紀：「気持ちいいよ。今度一緒に走らない？美羽は朝はギリギリまで寝てたい人だからさぁ。」
A：「あー分かる、カズも！気持ちいいのにね？朝。」
雅紀：「ね？」
お互いふふっと笑い合う。
なんだか雅紀とこうやって同じ日常を送ってる事が不思議。思ったより合うかもしれない生活が。
雅紀：「なんだろ？」
A：「え？」
雅紀：「Aとは合うよね？生活ってゆうか…全てが。」
A：「………。」
雅紀：「美羽とはさぁ………土日の過ごし方がとにかく波長が合わないってゆうか、起きるの遅いし、ご飯は洋食派だし………」
A：「………あー、私も、カズとはそんな感じ………(笑)」
雅紀：「んふふ。結婚したら意外とAとの方が合うかもね？」
A：「なに言ってんの。好きっていう重要事項が抜けてる！」
雅紀：「あはは！好きだよ？Aのことは！」
A：「意味が違うでしょ！」
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作者名：ゆい x他1人 | 作成日時：2018年5月18日 0時
