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出て行くよ ページ27
家に帰ると、和也のスニーカーがあって、リビングから物音。
中に入るとカウンター越しにこちらを振り返った。
和也：「…わ、ブス。」
A：「あ？」
なんで1日に2人の男からブスって言われなくちゃなんないの。ん？まてまて、そんなに今の私ってブス？
等身大の鏡を思わず見つめる。
和也：「2日酔いはもういいのかよ。」
A：「ん？ああ…朝はお粥ありがと。美味しかった。」
和也：「別に。俺も食べたかったし。」
A：「………。」
帰ったばかりだったのか和也はまだ上着を羽織ったままだったから思わず、
A：「………彼女のとこ行ってたの？」
そう聞くと和也は私を一瞥して、手元に持ってた缶ビールに視線を移した。
和也：「ああ…不動産会社行ってた、駅前の。」
A：「…え…」
和也：「3月には出てくよ、ここ。」
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作者名：＊まぁ＊ | 作成日時：2020年2月8日 20時
