新しい肩書き ページ42
｢お、戻ってきたか！マルコ隊長が呼んでたぞ｣
｢マルコが？分かった。ありがとな｣
｢おう｣
一番隊の奴にそう言われ、マルコのもとへ向かう。
書類作業でもするのだろうか。それとも出してない人でもいたか？と疑問に思いながら、足を進めた。
｢マルコ、Aだ｣
｢あァ、入れよい｣
部屋に入ると、本を読みながらコーヒーを飲むマルコがいた。
今日の仕事は既に終わったらしい。
｢用事は済んだのかい？｣
｢まぁな。今日はもう特に予定はないよ｣
｢そうか。なら早速本題に入るが、お前の肩書きの話だ｣
｢肩書き？｣
肩書きという言葉に、いまいちピンとこない。
俺の肩書きは、｢白ひげ海賊団一番隊隊員｣だと勝手に思っていた。
実際、周りからもそう思われていたし、何も問題はなかった。
何か不都合でもあったのか？
｢今までハッキリさせてこなかったから、これを機に正式に任命してやろうかと思ってねぃ｣
｢なるほど…。わざわざ任命されるような立場なのか？ただの隊員だろ？｣
｢いや。Aには、全隊隊長補佐に着いて貰う｣
…は？
全隊隊長補佐？全隊？
一番隊だけじゃないのか？
そもそも隊長補佐なんて役職あったのか。
俺は手伝いという形でしかなかったし、補佐なんて初めて聞くぞ。
多くの疑問に埋め尽くされ、困惑している俺に対し、マルコは笑ってる。
｢他の隊長たちからクレームがあったんだよい。Aを俺達にも貸せってな｣
｢それならいっそのこと役職にしちまおうって？｣
｢そういうことだ。今までとやることは変わらないがねぃ｣
ったく、俺別に書類作業が好きな訳じゃないんだけど。
｢…喜んでやらせてもらうよ｣
例え好きじゃなくても、大好きな人達の手伝いができると思ったら屁でもない。
逆に、前世で培った知識を発揮する機会が増えた。
立派な肩書きがつけば、それだけ胸を張れるだろうし。
白ひげ海賊団全隊長補佐、か。
｢…重｣
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ライキ - 反応が遅れてしまい、申し訳ありません！更新ありがとうございます！！陰ながら応援させてもらってます！！これからも楽しみにしてます！ (2022年12月4日 19時) (
レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 哀羅さん» ありがとうございます！ (2020年11月16日 16時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 柳さん» 今、フォローさせてもらいました！！！ (2020年11月16日 7時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - ありがとうございます！フォロバさせていただきますね！ (2020年11月15日 23時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 明日、Twitter探してフォローさせてもらいます！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳 | 作成日時：2019年10月18日 20時
