心の準備が出来ていない ページ25
｢そういう意味じゃねェよ！
多分、食料が足りなかったんじゃないかな。
心当たり、あるか？｣
｢……………盗み食いし過ぎてマルコに怒られた｣
だと思った。
マルコはいつも宴をやることを想定して食料を買うはずだからな。
絶対何かあると思ったんだ。
｢宴をしたかったら盗み食いを止めることだな｣
｢悪い、俺のせいで…｣
｢別にいいんだって。気にするなよ｣
うなだれるエースに、大丈夫だから、と顔を上げさせる。
これを期に盗み食いを止めてくれると助かる。
丁度マルコと食料を増やすかどうか話していたから、増やさずに済めば予算に余裕が出る。
いい仕事したぜ…。
微妙な雰囲気を一転させるため、話を切り替えた。
｢俺さ、母さんが海兵なんだ！｣
｢…え"｣
｢旅の途中でも何回か本部に行ってきたりしたんだけど、海軍中将のガープさんって人にボコボコにされてさ！馬鹿みたいに強いんだぜ？｣
｢ジジイと会ったのか！？｣
｢…じいちゃんなの？｣
｢…おう｣
このあとすげェ盛り上がった。
規格外の強さと自由奔放な性格に、部下の人達は苦労しているようだった、とか。
自由奔放な性格は、ガープさんの孫で、エースの弟である"ルフィ"という少年にも受け継がれているだとか。
｢ルフィは赤髪のシャンクスと海賊王になる約束をしたらしい｣
｢そりゃまたデカイ約束だな。でも、エースはじいちゃんを海賊王にしたいんだろ？｣
｢じいちゃん…？あァ、オヤジか。
俺はオヤジを王にしたい。だから、ルフィと戦うときになったら全力で倒す！｣
｢兄弟対決か。良いじゃねェか！燃えるな！！｣
俺が身内と戦うとしたら、母さんか？
頂上戦争で戦うことになりそうだ。
母さんも海軍中将だし、並大抵の強さではないだろう。
…もっと、強くならなきゃな。
｢親…か｣
ボソ、とエースが呟いた。
おっとまさか地雷踏み抜いた？
エースは虚空を見つめていて、心此処に在らずって感じだ。
｢なぁ、もし俺が海賊王の息子だって言ったら、どうする？｣
｢え？｣
突然飛び込むシリアス案件。
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ライキ - 反応が遅れてしまい、申し訳ありません！更新ありがとうございます！！陰ながら応援させてもらってます！！これからも楽しみにしてます！ (2022年12月4日 19時) (
レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 哀羅さん» ありがとうございます！ (2020年11月16日 16時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 柳さん» 今、フォローさせてもらいました！！！ (2020年11月16日 7時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - ありがとうございます！フォロバさせていただきますね！ (2020年11月15日 23時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 明日、Twitter探してフォローさせてもらいます！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳 | 作成日時：2019年10月18日 20時
