後悔と反省 ページ18
｢なぁ、お兄さん。次の島まで乗せてくれないか？｣
鷹の目｢断る。浮いて自分で行け｣
やっぱりそうなるよなぁ。
まぁ、少しは気力も回復したわけだし、行ってみるか。
｢じゃあ後5分乗せてくれ！体力が必要なんだ｣
鷹の目｢…良いだろう｣
速報
鷹の目意外と優しい説
｢…お兄さん、モテるだろ｣
鷹の目｢…知らん｣
何の話だ、と片目で睨まれるが、無駄に好奇心旺盛な俺はニ、と笑って言葉を続けた。
｢ほら、顔もいいし、クールだし｣
鷹の目｢だから何だ｣
｢…意味も無ければ中身も無い話はお嫌い？｣
鷹の目｢時間の無駄だ｣
なら答えなければいいのにわざわざ答えてくれる鷹の目はやはり優しい。
睨まれたら流石に怖いけど。
そんな本当に意味も中身も無い会話をして、最悪の｢5分間の静寂｣を防いだ。
今更ながら、自分が馴れ馴れし過ぎて引いてる。
7歳ごときが鷹の目に向かってタメ口とか…。
後悔しすぎて泣きそう。
島に到着できるくらいには体力が回復した所で、その場で立ち上がった。
｢もうそろそろいけるかな。お兄さん、ありがとう。あ、最後に名前教えてくれないか？｣
鷹の目｢…ジュラキュール・ミホーク｣
｢俺はA。本当にありがとう。また会おうぜ｣
敬語にしとけば良かった…！！
｢また会おうぜ｣とか鷹の目相手に言いたくなかった！！！
｢また会えることを願っています｣の間違いだろ！！
悶々と反省し、悔いて溜め息をついてを繰り返しながら、浮かせたホウキに横向きで立ち、トップスピードに近い速さで飛んだ。
次会ったら敬語を使おうと心に決め、旅の行き先に思いを馳せていた。
＿＿＿＿＿＿
鷹の目｢(…可笑しな子供だ)｣
10にも満たないであろう子供が、不思議な力を持ち、ホウキで空を飛び、自分を恐れず笑顔で話し掛ける。
これまで生きてきた中で、初めての経験だった。
鷹の目｢また会おうぜ、か…フフ｣
久しく言われなかった言葉だ。
以前に言われたのは…赤髪だったろうか。
それさえも曖昧だ。
何となく、あの少年にはまた会いそうな気がした。
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ライキ - 反応が遅れてしまい、申し訳ありません！更新ありがとうございます！！陰ながら応援させてもらってます！！これからも楽しみにしてます！ (2022年12月4日 19時) (
レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 哀羅さん» ありがとうございます！ (2020年11月16日 16時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 柳さん» 今、フォローさせてもらいました！！！ (2020年11月16日 7時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - ありがとうございます！フォロバさせていただきますね！ (2020年11月15日 23時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 明日、Twitter探してフォローさせてもらいます！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳 | 作成日時：2019年10月18日 20時
