別れの宴 ページ12
『Aの旅立ちに、乾杯！！！！』
｢そんな大それた物じゃないけどな…｣
明日、船を降りたら賞金稼ぎとして生活していこうと思う。
いや、だって儲かりそうじゃん？
1000万ベリーが一瞬で貯まると思うとニヤケが止まらない。
戦うのは好きだしな、戦闘狂じゃないけど。
ベン｢お前は相変わらず静かだな｣
ジョッキを片手に持ち、こちらに歩いてくるベンさんは、あいつらとは違って、と肩を組んで騒いでいる赤髪達を呆れ顔で親指を指した。
｢性に合わないんです。父さんとかは、あんな感じなんですけど｣
あんな感じ、と俺も指を指した。
元々、前世でも騒ぐタイプじゃなかったし。
てか俺まだ7歳だしなぁ。
中学に入ってからは、少し騒ぐようにはなったけど。
それでも、あんな馬鹿騒ぎ出来るような大人にはなれなかっただろう。
だから、前回の宴で羽目を外した事は少し後悔していた。
ベン｢誰の遺伝なんだろうな｣
｢さぁ？てか俺、まだ7歳ですよ？そんな騒ぐようなことしませんって｣
ベン｢普通の7歳はそんなこと言わないはずなんだがな｣
あ、失言だった。
ま、大して気にしてなさそうだしいっか。
ちょっと大人びた7歳っていう認識なんだろう。
赤髪｢おいAー！主役が何静かに飲んでるんだよ！こっち来いよ！！｣
｢飲んでるって言ったって、お茶だぞ｣
赤髪｢細かいことは気にすんな！来いよー！｣
うわ、酔っ払いに呼ばれちまった。
相手は一応船長な訳だし、感謝でも言った方がいいのか？
世話になったわけだし、仕方ないか。
｢じゃ、ちょっと行ってきますね。酔っ払いに呼ばれたので｣
ベン｢悪いな、お頭が｣
適当にあしらってくれて構わない。
そう許可を貰い、淡い黄色のお茶が入ったジョッキを持って席を立った。
赤髪｢よ！座れよ｣
シャンクスの目の前に座り、ジョッキを置いた。
改めてシャンクスを見ると、今は酔っているがやはり船長として、四皇としての威厳を持っているように感じられた。
…意外だ。
赤髪｢…お前今失礼なこと考えただろ｣
｢いや？別に。
…とりあえず、3週間、俺を乗せてくれてありがとう。無人島でも、迷惑を掛けた。あのときも助けてくれてありがとう。感謝してる｣
赤髪｢なんだなんだ？急に畏まって…。変なものでも食ったか？｣
｢あんたじゃねェんだ。そんなことしねェよ｣
赤髪｢次は急に失礼だな！！！！｣
もうこんな軽口を叩けるのも最後か、と少し寂しくなったのは秘密だ。
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ライキ - 反応が遅れてしまい、申し訳ありません！更新ありがとうございます！！陰ながら応援させてもらってます！！これからも楽しみにしてます！ (2022年12月4日 19時) (
レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 哀羅さん» ありがとうございます！ (2020年11月16日 16時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 柳さん» 今、フォローさせてもらいました！！！ (2020年11月16日 7時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - ありがとうございます！フォロバさせていただきますね！ (2020年11月15日 23時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 明日、Twitter探してフォローさせてもらいます！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳 | 作成日時：2019年10月18日 20時
