続き ページ9
重い空気の中、声を発したのは神ちゃんやった。
神山「あの、淳太君。とりあえず、こっちに座り?」
神ちゃんの一言で、みんながソファに座った。
小瀧「16歳って、事務所入ってるっけ?」
桐山「入所してまもないくらいやろ?俺とbadくんだくらい?」
中間「badになったのは、1ヶ月前くらい…」
桐山「あ〜それくらいか〜」
どことなく緩い雰囲気に持っていこうとしたが、みんな下を向いて声を発しない。
重岡「どこまで記憶ないん?俺たちのことは?」
中間「知りません。誰ですか?」
桐山「とりあえず、ややこしくなるから先に名乗っとくわ。俺は桐山照史。淳太君の相方やで」
中間「やっぱりそうでしたか。全然変わんないんですね。」
濱田「俺は濱田崇裕。淳太とはよう一緒に帰ったな〜。」
中間「濱ちゃんも変わらへんね。昨日も一緒に帰ったで。」
重岡「俺は重岡大毅。まだこの頃は俺入ってへんもんな。」
中間「初めまして。重岡さんですね。」
神山「俺は神山智洋。神ちゃんって呼んでや」
中間「神ちゃん…よろしくお願いします」
藤井「俺はさっきも会ったけど、藤井流星。流星って呼んでや」
中間「流星さん…よろしくお願いします。」
小瀧「俺が最後やね!俺は小瀧望!多分今の淳太からしたら初対面やけど、のんちゃんって呼んでや!」
中間「わかりました。小瀧さん。」
小瀧「いやわかってへんやん!いやや〜のんちゃんがええ」
泣き真似をしながら駄々をこねる小瀧。こいつはどんな時でもぶれない。ムードメーカーなところにいつも救われる。今もこうして、淳太君が初めての笑顔を見せてくれた。見た目はなんも変わらんのに、いつもとちょっと違くて、少年みたいに笑っとる。
神山「っていうか、これからの撮影どうする?」
桐山「あ、忘れとった!」
俺たちはこれから棒雑誌の撮影。見た目は変わらなくても、さすがに淳太君にとって酷かな。
中間「これから撮影ですか?大丈夫です。badになって何回から撮影させてもらいましたので。」
重岡「そうか?無理やったら言ってな」
みんな、重い腰を上げ準備へと向かった。
淳太君は16歳とは思えないくらい落ち着いていた。むしろ、しげや小瀧の方がうるさいくらいだ。メイクさんも違和感を感じないようで、あっという間に終わった。
今日の撮影のコンセプトは大人の色気。正直、16歳の淳太君はだいぶ出来上がっていて、このメンバーの誰よりも危険な色気を振りまいていた。
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わか(プロフ) - bob_cute_さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!ご期待に添えるかわかりませんが、後日談のエピソードを書かせていただきます! (2021年3月5日 7時) (レス) id: 9a62f9f41f (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 何気に「必要」のようなお話好きなんでまた書いて欲しいです。 (2021年3月4日 9時) (レス) id: 10fe3ed1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わか | 作成日時:2020年12月23日 20時