【呪術廻戦】あ、私上層部です。【五条悟】

蹴り ページ2

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うえーんの目隠しの上から目を覆い、泣き真似をすると、直ぐに野薔薇から気色悪いと批判されたから、やめる。








「じゃあさ、先生、上層部ってどんな人たち？」






あ、クズ以外だよと、言われて悩む。


どんな人たち、ねえ…








「うーん…、馬鹿」


「それ同じじゃんか！！」


「おぉ、ナイスツッコミ」









違うことを教えてよ…と諦めかけたように言われ、ただの老人達の集まりだよと答える。








「…老人老人って言ってますけど、Aさんいるじゃないですか」









痺れを切らしたように恵に言われ、頭をかく。









「あーA？
あんなの馬鹿共と同じで、い”っ…！！」









同じでしょ、と言おうとした僕の体に背後から鈍い痛みが走る。




急な事で、少し前に転びそうになった。









『おい、五条。
誰が馬鹿だって？』









頭の部分を摩りながら、後ろを向くと
僕に蹴りを入れた張本人が立っていた









げっ、と声をもらすと、人の顔を見て嫌そうな顔をするなと叩かれる。









「さっきから僕への当たり強くない？」


『うるさいんだよ、馬鹿。
十割お前が悪いからそれ』








不機嫌に言われる。



そんなイライラしてたら、モテないよと言ったらまた足を蹴られそうになったから避ける。









『避けるな！』


「自分が暴力されんのに避けないやつなんていないでしょ？
A久しぶりに会ったけど相変わらず馬鹿だね〜」


『アンタも変わらず良い性格してるわ』


「ありがと」


『褒めてねえよ馬鹿』









Aと言い合いをしてると、廊下からまた人が歩いてくる音が聞こえて、教室のドアが開いた。









「あ、学長〜」

「おい、悟。
人との予定の時間を破るなって何度言えばわかるんだ」

「少しでしょ？許してくださいよ」

『何が少しだよ。
私30分待ったんだけど』









両隣から僕を非難する声があがるが、無視無視。



無視してんじゃねえぞ白髪と言われた気もするけど、
無視。









「あのー…ちょっといい？」


「ん？どうした悠仁」









いつの間にか空気になっていた悠仁達

悠仁がそーっと手を挙げ









「この人、誰？」









恵以外の、野薔薇と悠仁が少し不審そうにAを見ていた。






あ、そっかこの2人知らないのかと思って僕が口を開くと同時に









『あ、私上層部です』






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