人間失格とパンドラの匣と ページ9
Asied
最悪。実に最悪だ。
「貴方、探偵社の!何故ここに?」
探偵社?なんで?どうして?
なんでまた芥川の前に現れるの?
また見てもらえなくなるの?最近やっとちゃんと瞳に写るようになったのに...
芥川は兄さんが抜けたあと、しばらく私を私として見てくれなかった。
何処か兄さんを重ね、私ではなく兄さんを見ていた
嫌だ。ちゃんと私を見てよ。また、誰にも見てもらえないのは嫌だよ。
一人にしないで_
「待ちなさい!生きて帰す訳には?」
「止めろ樋口。お前では勝てぬ」
芥川、最近君はいっちゃんを昔の自分だと思っているのかな?
お前では倒せない 暴力 役立たず...
昔の兄さんを見ているようだよ
「やってみたまえよ_やれるものなら」
ザッ
『何時でもお前など殺せるぞ』
私は喉元に短刀を突きつけた
「出来ないでしょA」
『さぁどうかな?本番を楽しみにしてなよ』
短刀を鞘に納め芥川のとなりに飛び戻った
本当に兄さんは、頗る腹の立つ奴だ
芥川は兄さんに会えて嬉しいのだろうか
今の私は、すごくイライラしているよ。
今すぐ兄さんを殺したいうん。
人は、何かきっかけがあれば、限界を突破出来る。
限界を突破出来れば、おそらく兄さんなんて瞬殺だ。
「知っているよ。そのぐらい。」
「然り。貴方は誰よりもそれを知っている。」
『元ポートマフィアの太宰さん』
「妹の安否も確認出来たし、帰るとするよ」
『帰ろ。芥川、いっちゃん』
「はっはい!」
『あぁ、芥川。後で付き合え。』
「承知した」
ごめん芥川。ストレス発散させてもらうよ
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赤峰和華(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!続編に行ったので、どうぞそちらでもよろしくお願いします! (2018年5月20日 23時) (レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 初めまして、こんばんは! とっても素敵なお話で凄く大好きです。 更新を楽しみに待ってます! (2018年5月20日 22時) (レス) id: c491a96770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤峰和華 | 作成日時:2018年4月5日 1時