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銀と私 ページ18

Asied


『それでは首領には、姐さんが伝えてくれるのですか?』


「私が伝えておいてやる。だから、Aは着替えて、仕事に戻ってよいぞ。」


『有り難うございます!では、失礼します。』


ガチャッ


「鏡花もAも私も、闇の花じゃ。焼け落ちる前に救わねばなぁ。昔の私や、Aのようにのぅ。」


そんな姐さんの呟きは聞こえなかった






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私は着替えて、黒蜥蜴の元へ行った


今日は銀の特訓だ


『やっほー!来たよ〜』


...ッ


カンッ


『お、下ろせ!』


「...」


サッと手をあげる


すると銀はナイフをおろした


『良くなったね銀。今回は騙されなかったし...』


そう、先刻の「下ろせ」と言うのは演技


本当に下ろすときは、戦闘時に使う合図を出す


前回、銀は騙されて下ろした。


私は、『敵に下ろせと言われたら下ろすのか。』と言った


『只...私は耳が良いから、空気の揺れを感じた。後、殺気が出すぎてるよ。その点なら、鏡花を見習うと良い。自然に近づいた方が、案外敵は油断するよ。オンとオフをしっかりつけると良い。』


ざっと今回はこんな感じか


「有り難うございます。今の実力だと、どの程度の敵に敵うでしょうか?」


銀は、私の前では誰よりも喋ってくれる。


きちんと助言を求めた方が強くなれると言ったからだ


『そうだね〜耳が良いと気付かれるかも知れないけど、空気の流れや振動を感じとるような才能がなければ、基本的に殺せるかなぁ。異能力者は怪しいけどね。』


「そうですか。有り難うございます。」


『じゃあもう一回やる?』


「また、機会を伺います...」


『オッケーまたいつでも来て〜』


銀は闇に消えていった

再戦 虎と羅生門_夜叉と匣→←紅葉姐さん



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赤峰和華(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!続編に行ったので、どうぞそちらでもよろしくお願いします! (2018年5月20日 23時) (レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 初めまして、こんばんは! とっても素敵なお話で凄く大好きです。 更新を楽しみに待ってます! (2018年5月20日 22時) (レス) id: c491a96770 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤峰和華 | 作成日時:2018年4月5日 1時

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