過去編29 ページ47
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っ……
織田、さん…
織田さん…
太宰「そして、これを」
太宰君は私に二丁の拳銃を見せた
『……これは?』
太宰「織田作の拳銃だよ
よかったら白秋が持っていてくれない?
君にはこの拳銃を持つ資格があるからね」
『……っ、
織田さん…織田さん!!』
私は拳銃を持ち、泣き崩れた
太宰君はこんな私を優しく抱き締めてくれた
『織田さん!
…っ、織田、さん……』
私の涙が枯れるまで泣き続けた
.
『太宰君、ごめんね
こんな醜態を見せて』
太宰「大丈夫だよ
こればっかりはしょうがない
それで、白秋はこれから…」
『私、ポートマフィアを抜けようかと考えてるんだ
一応、行く宛はあるから』
太宰「そうなんだ
じゃあ、一緒だね」
『えっ!?
太宰君も抜けるの!?
私は兎も角、太宰君は…』
太宰「それに関しては大丈夫、なんとかなる」
『そうなんだ
じゃあ、これでお別れだね
また、会えるかな?』
太宰「それなら大丈夫だよ、
なんだか直ぐに会える気がする」
『ふふっ、私もそんな気がする』
太宰「じゃあ、また会う時まで」
『うん、また会う時まで』
この日、私達はポートマフィアを抜けた
そして、新しい人生が始まった
.
続編はもう少しで行きます!
ですが、もう少し書けそうなので書いてから行くつもりです。
あと、もうちょっと過去編書きます。
でも、あと少しだと思います。
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作者名:豹犂 | 作成日時:2018年9月28日 20時