Act.55 ページ6
「「「？」」」
路地を抜ける寸前でシャンクスに首根っこを掴まれたバギー
「〈ゲホッゲホッ〉《何すんだテメー!!!!》」
シャンクスが小声だったので自身も咄嗟に小声ながらも怒鳴る
「《わりぃわりぃ；でも、厄介な奴がいる》」
「《！》」
シャンクスの視線の先を見ると
「〈フゴッ!!!〉」
病院の前で複数の海兵が歩き周り、病院の真ん前にあるデッキスペースの椅子に
「《んで、青キジの野郎が居んだよー!!；》」
「《他の海軍を連れている辺り、単なる偶然だろうな
この島に俺達が上陸してる事は知られちゃいねぇからな》」
暫くどうするかと悩んでいると
「バギー！アータは２人とここで待機してて頂戴！」
突然そう声を上げたボンはベックマンからAを受け取った
「どうする気だ？」
〈パッ！〉とボンが自分の顔を触ると、見知らぬ女性の顔になった
「昨日偶然島の住民に触ってたのよ、この顔なら怪しまれずに病院に入れるわ」
少し考え込む様子のバギーに
「今はそれが最善の策じゃねぇーか？」
と口を開いたシャンクスにバギーも首を縦に振った
「そうだな」
「でも、万が一バレた時は、頼むわよ!!」
「おぅ！任せておけ！」
ボンは立ち上がると意を決めて路地から小走りで抜け出し真っ直ぐに病院を目指した
タッタタタッ
「ん？」
病院前で椅子に座ってだらけていたクザンがこちらに走ってくるフードの人物を見た
それは当然他の海兵も気づいており、その人物が病院まで近づくと
「待て」
「！」
２人の海兵がその不審人物を止めた
「何者だ」
兵が尋ねるとフードの人物はパサリとフードを外した、するとソバカスでボブスタイルの女性が顔を見せた
「お願いです！どうかここを通して下さい！」
「今は海軍が順次使用中だ」
「診察希望なら港側の病院に行け」
「そんな！港側はここから３０分も掛かります!!」
立ち入りを禁止する兵たちに必死で食ってかかる女性
それを眺めていると女性が何か抱えている事に気づいたクザンは
「よっこらしょ」
と言いながら重たい腰を上げて女性に近づいた
「あらら、ちょっとごめんよ」
「！」
「「大佐！」」
クザンは自分をグッ！強い目で見上げる女性に笑みを浮かべた
ク「海軍が市民を虐めちゃダメでしょ」
「し、しかし大佐；」
「この者は大して緊急には‥」
クザンは兵の言葉に大袈裟なまでな溜息を吐き
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杏樹(プロフ) - とても面白くて一気に読んじゃいました！作者様のペースで大丈夫ですので頑張ってください！気長に更新されるのを待っています。 (2023年4月3日 13時) (
レス) @page8 id: e074b33c70 (このIDを非表示/違反報告)
いぎ - とても面白いです！気長に更新待ってます！！ (2023年3月29日 3時) (レス) @page8 id: 0fab079a1b (このIDを非表示/違反報告)
あお - 素敵な小説ありがとうございます！ (2022年8月29日 23時) (レス) @page8 id: e567357723 (このIDを非表示/違反報告)
NoA(プロフ) - リリアさん» 貴女は女神ですか？ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟサクサク更新できなくて心苦しく感じる事も多いのでそう言って頂けるだけで救われます(´；ω；｀)ゆっくりですが着実に更新しつつ近々このシリーズのイラストなどもUPしたいと思ってます〆(._.)気持ちを込めて頑張ります！ (2020年10月3日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - ゆっくり、自分のペースで頑張ってください。作品よりも作者のあなたのお体の方が大事です。気長に待っています。たまにこういった作者の小話などを投稿してもらえると元気なんだな、と安心できます。とにかく、無理せず頑張ってください。 (2020年9月29日 18時) (レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NoA | 作成日時：2020年3月18日 21時
