興味がない彼女。２ (ページ49)

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JK ページ49

「っなんで、じょんぐ！！誰か！！救急車！！すいません！！！轢かれて、っぅ、」

あれ、痛くない。

ヌナ...？なんで泣いて...

あれ、俺？なんで...俺ここにいるのに...

皆俺の身体に駆け寄って、声をかけたり電話をしていたり、写真や動画を撮っていたり。

その中でAヌナが俺の身体を抱き抱えて叫んでる。

あぁ、これ幽霊ってやつ？

まいったな、俺死んじゃったんだ

ヌナに気持ちも伝えてないのに

俺の身体は救急車で運ばれて、結局ダメだと言われたらしく、ヌナは病院の人気のないところで泣いていた

「ヌナ...俺、ちゃんとここにいるから。」

『っじょんぐ...くっごめんね、私がっ...ちゃんと見てれば...っう、ごめっん』

俺の言葉なんて聞こえてないんだ。今更気持ち伝えたって意味無いんだ

今から言葉にしたって、行動しようとしたって、もう届かないんだ。

目の前にいるのに。手の届く距離にいるのに

「ヌナぁっ...なんで、かなぁっ、俺っまだ全然、なにも、っ知らなっいのに...っヌナに、好きって、ぇ、伝えても、ない、っう」

大きめの声でヌナに言葉をかけたって、泣いたって、誰にも聞こえないし見えないんだ、俺の声も姿も

「好、きっ...ヌナ、ずっと、ずっと...っ好きだっよ...これから、も...っぅ、ごめ、んね...辛いね...ヌナの、せいじゃない、のに...」

『っぐく...っぁ、なんでっ...ぁ、ぐっくぅ...もっと、はやくっ、言えば...よかっ...好き、なのにっ...う』

俺の声が聞こえてるのかと思うくらいのタイミングで話し、泣くヌナ

それ、告白の返事かな。嬉しいな

泣き崩れたAヌナをできるだけ包み込むように抱きしめて、大声で泣きわめく

" 思ってることは今言わなきゃいつまでたっても伝わらないんだ "

いつか誰かが言った言葉が頭のどこかからか掘り出されて、涙が止まらなくなった

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なんかいろいろとごめんなさい。

書きたくなったので書いてしまいました...