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君を私に守らせてほしい ページ5







起きたとき、私は何故か病院にいて、検査も何もかもを済ませた後だった。目が覚めてからもう一度同じ検査をしたのだが、外傷以外は問題ないと判断された。
検査中、ずっとそばに居てくれた忍田さんの優しさに泣きそうだぜ…


「何も問題がなくて良かった。これで普通通りに生活できるな」


私の手を引きながら病院の廊下を歩く忍田さん。

一瞬、彼は何を言ってるんだろうと思ってしまった。
だって、私には帰る家がない。


『……かえるとこ、ないです』

「…知っているよ。
だから君は私が保護をする」

『…え?』


保護、する?
それって捨て猫とかがいたら、家で飼って育てるとかと同じことだよね。つまり要約すると、忍田さんは私と家に帰るらしい


『…迷惑になりますよ』


私の限りない妄想のせいでな!!だって師弟コンビ好きなんだもん。二十歳越えてる人達の恋愛好きなんだもん…

という意味を込めて言ったにも関わらず、忍田さんは笑って私を抱き上げた。


「迷惑になんかならないさ。私は生憎独り身で、話し相手が欲しかった頃だ。

__…それに、君を私に守らせてほしい」



真面目な表情の忍田さんに嘘はなくて、思わず頷いてしまった。

……すみません、ハッキリ言うとカッコ良すぎてつい頷いただけですごめんなさい。





イケメン美しきかな→←まじリスペクトっす



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作者名:-naki- | 作成日時:2017年12月25日 18時

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