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智洋Side
しげ「…っう、はぁはぁっ!!」
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あのあと、しげが過呼吸を起こし床に座り込んでしまった為俺は落ち着かせようとして背中を擦る。
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智洋「大丈夫や。しげ…ゆっくり呼吸しような?」
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照史「しげっ、」
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しげ「…っはぁはぁっ……っ」
ー…ドサッ
しげはそのまま床へ倒れ込み気を失ってしまった。
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智洋「しげっ!!」
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望「神ちゃん…しげがっ…」
しげはめったに人前では倒れたりせえへんから皆慌ててる。
智洋「大丈夫、いつものことやから」
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淳太「いつものことって、」
崇裕「なんか知っとるん?」
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智洋「俺はずっとこいつの隣におったから知っとるよ、けど、本人がまだ皆には話したがらないんや、ソッとしておいてくれへん?お前らには想像つかへんくらいの過去を背負っとるんやこいつは。」
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照史「なん、それ…」
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望「想像つかないって…」
流星「神ちゃん…」
淳太「俺らでしげの心の負担を減らしたいんや、知りたい、あかんの?」
智洋「……淳太」
崇裕「神ちゃん!俺ら散々リーダーにお世話んなっとるんやで?しげの過去も知らん奴らがしげに恩を返せるん?」
智洋「…口だけならなんとでも言えるんよ、しげのこと皆もしかしたら嫌いになるかもしれへんから俺の口からは言わへん。」
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智洋「これ以上、一人になってほしくないんや…もうあんな辛い思いさせたくないんよ」
淳太「神ちゃん…。」
俺は一粒の涙を零しながら、しげを抱きかかえ、しげの部屋へ運んだ。
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しげ、俺はちゃんと約束守ったで?
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絶対、もう一人にさせへんし、言わへんからな。
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作者名:かみしげ。。 | 作成日時:2020年6月5日 19時