実践×メイド喫茶 ページ21
（人2）Side
あれからわたしは重岡さんの看病によって熱は下がった。
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訓練終了の一週間前、重岡さんからあるものをもらった。
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しげ「これ、持っとけ。」
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今日の訓練終わりに、ヒョイっと軽く投げてわたしの手のひらに収まったものは小さいナイフやった。
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「これは？」
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しげ「隠しナイフ、何かあったときのために使えや。」
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ナイフ、このときのわたしには何かあったときのため、の台詞なんか響かなかった。
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これが必要になるまではー…。
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「っはぁ!?実践!?」
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あの後、訓練後に生徒会室で重岡さんからまさかの命令が出た。
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淳太「ちょ、まだ早いやろ！」
「そうやで、それにわたしまだ訓練中やん!!」
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あと一週間は残ってるっていうのに。
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望「本気で言っとるん？」
しげ「しゃあなし、女にしかできひんから。」
照史「どーいうこと？」
智洋「これや、」
ー…ﾊﾞｻｯ
神山さんが渡してきたのは…
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「「メイド喫茶!?」」
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望「でも、（人2）ちゃんのメイド姿見てみたいかも〜」
「この変態が…。」
ー…ﾄﾞｶｯ
わたしは小瀧さんの腹を殴った。
望「っ‼油断した…」
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しげ「アホ」
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「わたしは嫌ですからね。メイドなんて!!」
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作者名：かみしげ。。 | 作成日時：2020年6月5日 19時
