・ ページ20
しげSide
．
．
俺の判断、どこで間違えた…。
．
．
生徒会室で（人2）を手当しながら分析をした
．
．
．
．
「…っはぁはぁっ…」
．
しげ「（人2）…。」
ハードな訓練をさせたせいなのか…
熱が出てきたらしい。
．
．
額には大量の汗、熱のせいか、さっきから魘されている…。
「…んっ…い…や…っ」
．
．
ー…ｶﾞﾗｯ
望「しげ、（人2）ちゃんどうや？」
．
．
しげ「…怪我のせいか、熱が出てきてしまってな」
．
．
「っはぁ、っあ…いやっ…行かないでっ…」
．
．
望「汗ひどいし、めっちゃ魘されとるやん…起こしたほうがええんちゃう？」
．
．
しげ「…せやな…（人2）、（人2）!!」
．
．
俺は肩に手を置き、軽く揺すった。
．
．
「…っ!?」
ハッとしたように、ﾊﾞﾁｯと目が開いた。
．
．
「…っ!!」
ー…ｶﾞﾊﾞｯ
すると（人2）が勢いよく起き上がり、いきなり俺に抱きついてきた。
ー…ぎゅっ
しげ「…っ（人2）?…魘されとったけど…どないしたん？」
．
．
「…っはぁ、…っはぁ…居なくなっちゃう、かと思ったの…。」
望「え？」
．
．
「…わたしは女だから…みんなから要らないって…捨てられる夢やった…」
望「（人2）ちゃん…」
しげ「アホやな…んなこと言うわけ無いやろ…。」
「…えっ？」
しげ「やって、ここ3週間で俺や照史を攻撃できるくらいにまでなった……たった3週間でここまで来れたんや。そんなお前を軽々しく要らないって言わへんから。」
．
「重岡さん…」
望「そうやで、俺らは仲間想いなんや。仲間簡単に捨てたりなんかせえへん。」
「…小瀧さん…っありがとう。」
しげ「それに、スパイにだって女が必要なんやで？」
「必要…。」
しげ「おん、でも今回はすまへんかったな。ほんまやったら照史倒せるくらいやったのに俺の判断違いや。」
「いいんです、まだわたしの力が足りなかったことに気が付きましたから」
しげ「そうか、」
やっばこういう真っ直ぐなとこ好きやな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 170人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かみしげ。。 | 作成日時：2020年6月5日 19時
