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僕たちの温もりを
このまましまっておきたい
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VNside
「ここはもう少し目線が下の方が...」
今日はHOMEのMV撮影
少しずつ寒くなる季節の移り変わりについていくように
衣装や部屋のセットもどことなくあたたかみがあるように思える
無意識にAを探す器用な目
さっき撮影されたシーンをモニタリングしながらカメラ監督と話しているみたいだった
vn「モニタリング終わった？」
「ふふっはい」
もう1度撮るのか大きなカメラを準備している様子の監督をおいて2人でリビングのようなセットまで歩く
vn「寒くない？」
「はい、寒くないですよ」
そう言ってソファーの前に座るA
「ハンソルオッパは？」
vn「寒くない」
「ふふ、よかった」
微笑むとソファーに座る俺を見上げるのをやめて体育座りしなおすA
Aは、渡韓前に学校を退学し
韓国で暮らす事になり会社からも学校へ通う事を勧められたけどAの学校生活は中学で終わってしまった
新しい友達と出会って、遊んで勉強するはずの時間を全て
ダンスの練習、歌の練習、韓国語や英語を学ぶ時間にあてた
俺も学校には行かなかったから
2人で過ごす時間が自然と増えた
何でもそつなく熟すAが今よりまだ韓国語に慣れていなかったからか辿々しいラップが可愛くて笑うと珍しく拗ねて、
日本語を熱心に教えてくれてほんの少しでも話せるようになると大袈裟なくらいに喜んで、
事務所の地下室の1番奥の部屋、誰にも知られていないと思ってた隠れ場所をAも何故か知ってて2人で昼寝したりもした
日常の些細なひとコマが
これから先も誰にも言うつもりのない
俺の大切な思い出
当時はいつもメンバーに獲られてしまうAを独り占め出来るのが嬉しかったのか
1人の時間を分けてくれる存在がありがたかったのか
ただ、
昔からずっと近くにいて
伝わらなければいいと思いながら
俺なりに
Aは特別なんだよと伝えてきたつもりなんだ
vn「A寒い？」
「心配しなくても寒くないですよ〜」
vn「うそつき」
すぐそばに掛けてあったブランケットをふわりAの肩にかけた
「ふふ、どうしてバレたのでしょう」
vn「.........いつも、見てるから」
後ろから包み込むと冷たい手とは反対に
胸の中におさまるあたたかい体温
雪が溶けてくように遅く感じる今だけの時間の流れ
ㅤㅤ
このまま時間が止まればいいのに
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ヨルム(プロフ) - まるさん» こんばんは。コメントありがとうございます。楽しみだと言っていただけてお話作りも頑張れます(^^)！ (2022年4月29日 21時) (
レス) id: 4e74d3939e (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいています！今後も楽しみにしています。応援しています。 (2022年4月29日 20時) (レス) @page44 id: 2a0a7c4887 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルム(プロフ) - 雪音さん» こんばんは。私の方こそ嬉しいコメントありがとうございます！これからも主様の楽しみになれるように精進していきます（ ; ; ）！ (2022年4月29日 18時) (レス) id: 4e74d3939e (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 一番更新を楽しみにしております！言葉の選び方が素敵で、一ページ読むごとに心が満たされる気持ちになります＾＾いつも楽しませていただきありがとうございます。これからも楽しみにしています。 (2022年4月29日 16時) (レス) @page44 id: 56947806e7 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ヨルムさん» いえ、お役に立てたのなら何よりです！ (2022年1月27日 0時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルム | 作成日時：2022年1月23日 1時
