破茶滅茶だ ページ26
「なんとも……個性的なメンバーだね」
そう言ったのは太宰先輩だった
「今回は僕達が担当でね!台本は図書委員の条野と綾辻。僕は監督で〜その他はライトとか設置とか」
「……よろしく」
そう言ってぺこりをお辞儀したのは
「末広鉄腸だ」
あ……条野さんの言ってた鉄腸さんだ
「それで……僕達は何を?」
敦がそう聞くと江戸川先輩はニヤリと笑う
「台本はこれ、今日は少し台本の読み合わせした後、演技の練習。時間は数日しかないからね〜」
そうか……数日
え
「「数日!?」」
皆同じ所に反応した
「毎年この学校の学園祭は不規則なんだ。今年は入学早々お疲れ様」
まるで他人事のように言う綾辻先輩
「台本は元々乱歩さんからリクエストがあったので完成はしてます」
「題して〜“原作崩壊白雪姫”!!だ!!」
……原作を崩壊させるのか
「成る程、だから主人公が王様か」
「てかなんで俺なんだ?」
中也さんがそう聞くと
「イケメンの方がいいだろ?それに主役は二年って決まってるから消去法」
と言った
「ま、精々頑張るんだねェ……怪我したら妾に言いな」
「あ……はい」
そう言って笑えば微笑まれる
「じゃあ早速開始しよう!先ずは銀ちゃんと素敵帽子くんから」
「なんで俺がプライベートで帽子かぶって知ってんだよ!?」
「いいから言ってよ」
そう言われてパラパラとページを捲る
思ったより出番は少ない
「……昔々、大きなお城に王様が住んでいました。その王様は______」
可愛らしい銀さんの声が聞こえ中也さんが台本を開く
「鏡よ鏡、世界で一番強ェのは誰だ?」
そう言えば坂口先輩が
「それは貴方ですよ、王様」
そう言った
て言うか、なんか鏡の台詞の所に“眠たそうに”って書いてる
74人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リュカ(プロフ) - 長音_chinon_さん» ありがとうございます!本当ですね……直しておきます!ありがとうございます! (2019年10月9日 19時) (レス) id: ca9d24e2f0 (このIDを非表示/違反報告)
長音_chinon_(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいたます!!一つ思ったんですけど梶井さんのやつマッドサイエンティストではないでしょうか? (2019年10月9日 18時) (レス) id: a14d8293f8 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 美玲さん» ありがとうございます!はい、そんな風な感じの夢主にしてるんですよ〜中也さん、出てるのでお楽しみに! (2019年9月30日 21時) (レス) id: ca9d24e2f0 (このIDを非表示/違反報告)
美玲 - 初めて見ましたけど「人間的に失格」とか凄く夢主毒舌だけどピュアですね!続き楽しみにしてます!それと……中也さんって出ますか? (2019年9月28日 16時) (レス) id: 3490bed0b6 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - I am gotさん» ありがとうございます!頑張りますね (2019年9月23日 16時) (レス) id: ca9d24e2f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リュカ | 作成日時:2019年9月22日 13時