はい、私が死体処理班の者です 2【名探偵コナン】

http://説明不向き ページ7

「おや、珍しい組み合わせですね」

『なーんで表札主じゃなくハイネックが出てくんだよ』

「人柄の良い家主に許可を得て借りてまして」

『丁寧にご説明ドーモ』


何なんだ一体...。ガキは何でこんなとこ連れて来た


死んだ魚の目で見下ろせばグイグイ中に引っ張って来る


「もー往生際悪いなぁ！早く入って」

『てめぇ眼鏡にちゃんとお別れしとけよ。叩き割ってやる』


こいつめっちゃ言うじゃねーか。クソ生意気





コナンside


「それで？僕に用ってどうしたの」

ソファで足をぶらつかせコーヒーをすする


に対して正面に座ったAさんはあまり深くは腰掛けてない。コーヒーにも手をつける気配はない


...まさか、何か気に病む事でも。


だがAさんから出た言葉により杞憂も杞憂で終わる


『昨日ベランダに鳩がいてさ』

「うん？？」


鳩...？一体何の話をしに来たのだろうかと耳を澄ます


『ショーに招待してやるって言ってきてさ、それをお前に言えば伝わるって』

「ごめんなさい何にも伝わってこないよ...」

『ショーに招待』

「もしかしてそれ面白いと思ってる？？」


何か色々古いんだよなぁと頭を悩ませながら同時進行で鳩からの招待の件についてフル回転させる


今のご時世伝書鳩か...？でも鳩が招待したって言って...ん？


Aさん鳩と会話出来んの？？


クルッポークルポッポーみたいな？手もつけちゃって


駄目だ想像しただけで面白い


『何笑ってんだガキ。腹立つ顔だな』

「理不尽...」


えぇ、と驚きつつ再度確認する


「えっと、鳩？」

『鳩人間』

「どっち」

『人間』


序盤から大嘘かましてんじゃんかこの人。伝わるモンも伝わんねーよ


盛大な溜め息をついたところで次にいく


「どんな格好だった？」

『全身白』

「もっとこうさぁ...具体的に。抽象過ぎだよ」

『奴の名は怪盗キッド』

「それ先言って？？それだけで伝わってたよ」


前々から思ってたけどこの人実は天然なのかな。もしかして遊んでた？



...いや器用には見えないからな。圧倒的前者

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