http://沈黙 ページ1
降谷side
それはあまりにも突然だった
真っ白な作業服に包まれ、先程ジンが討伐を謀った死体の間を行ったり来たりしている
『ジンさん...今回は高値でつきますよ』
「別にいい。その手筈で進めろ」
話終えたかと思うと、銀色の髪がゆっくりこちらに振り返った
「おい、見せもんじゃねーぞ。分かったらさっさと散れ」
「あら、ジンばかりズルいわ。久しぶりなんだしAとgirls talkでもさせて頂戴」
『ベルモットさん。私もうガールって歳じゃないんですよ』
隣にいるベルモットは楽しそうに笑う
「そう言えばバーボンはお初ね。あの子、ジンの仕事取引相手なの。迅速に、尚且つ正確に後処理の仕事をこなすプロなのよ」
ベルモットの視線を同じ様に辿り、彼女と視線を交えた
「僕はバーボンと言います。よろしくお願いします」
『...どうも』
薄い笑みを貼り付けて挨拶すればその姿に目を細めたAさんは再び血だまりへと向いてしまった
「おい、誰がよろしくなんてさせるかよ。それに俺はまだお前の事を信用しちゃいねぇ」
鋭い片目が僕を睨みつけると何故か隣のベルモットが笑っていた
「それにしても珍しいわね。自分一人の時しかAを呼ばないのに」
やらしぃわねぇ、なんて首をかしげて挑発的に投げ掛けるベルモットにジンが青筋立てる
「あ"?てめぇらが勝手についてきただけだろ」
まるで自分一人の物だと言いたげに牽制を隠さずそう言った
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紫苑(プロフ) - うぐぅ...こんな子供たちいたら胃に穴が開く...絶対...二次元だから良いけど() (2月13日 5時) (レス) @page14 id: 89604d43a6 (このIDを非表示/違反報告)
玲生(プロフ) - 号泣して枕びしょびしょなんですど (2月12日 1時) (レス) @page49 id: 7f34fd14ff (このIDを非表示/違反報告)
りと - おっと目頭が熱く…。白の心も黒の心も持ち、どちらの立場にも影響を受け、でも自分を突き通す夢主…カッコよすぎか??コナンとの関わりがめちゃ好き…お互いに隠し事があって、互いにそれを分かってるし何も言わないけど大切な存在となって…最高やな…お疲れ様です。 (2月2日 16時) (レス) @page50 id: 8e83563274 (このIDを非表示/違反報告)
たうふ(プロフ) - ジンと高田の最後にも納得がいきましたし、わざわざコナンの墓を立てるとかいう神エピソードを書いてくれてありがとうございます…泣きました。とても感動しました。素晴らしい作品を有難うございます!! (8月14日 1時) (レス) @page50 id: 8ce4de47eb (このIDを非表示/違反報告)
月無夜 蓮依乃(プロフ) - めっちゃいい話ですね…作ってくれてありがとうございます…個人的には最後一緒に死んでほしかったな… (2023年1月26日 2時) (レス) @page50 id: 6d50191cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リンドウ | 作成日時:2019年5月12日 23時